Quantcast
Channel: 東北メディカル・メガバンク機構
Viewing all 2325 articles
Browse latest View live

地域住民コホート室 技術補佐員 募集(6/12締切)※締切延長

$
0
0

職種:技術補佐員

募集人数:1名

採用予定日:採用決定後できるだけ早い時期

職務内容:
文部科学省が平成25年度に開始した「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」は、10年後の社会像を見据えたビジョンを目指し、「イノベーションプラットフォーム」をわが国に整備することを目的としたプログラムである。文部科学省と独立行政法人科学技術振興機構は、東北大学拠点のプログラムを採択した。東北大学COI拠点では、「さりげないセンシングと日常人間ドックで実現する理想自己と家族の絆が導くモチベーション向上社会創生拠点」をキーワードに取組みを行っている。
本研究では、東北大学は宮城県内の自治体と企業と共同で、COI事業等で開発された機器を地域の保健事業に活用する方策について検討している。

職務内容として、以下の4点について地域住民コホート室教員の指示に基づき、円滑な事業実施のための実務を行う。
(1)調査研究の補助
(2)上記(1)に関する資料作成補助
(3)本研究に関する自治体・企業担当者との全般的な連絡・調整補助
(4)データの集計・分析補助、報告書作成補助

応募条件:
1. 学士以上の学歴を有する方が望ましい。
2. 疫学調査のデータ集計・分析の経験を有する方が望ましい。
3. PC操作(特にExcel、PowerPoint)ができる方が望ましい。
4. 保健福祉行政に詳しい方、普通自動車免許があり車の運転ができる方を優遇します。

提出期限:令和2年6月12日(月)消印有効
 ※書類審査は適宜行います。適任者が見つかり次第公募を締め切ります。

詳細は 公募要項をご覧ください。
履歴書は こちら からダウンロードしてください。 

問合せ先

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構
 待遇面: 総務係      電話 022-728-3964
 職務内容:寳澤研究室 長田 電話 022-273-6212

関連リンク

地域住民コホート室

産学連携機構 イノベーション戦略推進センター革新的イノベーション研究プロジェクト(COI東北拠点)

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は jinzai_banner-300x76.png です

 


【scene of gene】「感染症の出口戦略」を公開

$
0
0

ゲノムにまつわる情報を連載するscene of gene。
新たな記事「感染症の出口戦略」が公開されました。

さまざまな専門家、業種から新型コロナウイルスからの出口戦略が語られるようになってきました。今回は、公衆衛生学から見た出口戦略について、栗山進一教授よりご紹介しています。是非ご覧ください。

scene of gene~ようこそゲノムの世界へ~
ID11968_gene

 

関連リンク

新型コロナウイルスに関するToMMoの対応・情報発信

情報基盤室 技術補佐員 募集(6/19締切)

$
0
0

募集人員:1名

採用予定日:2020年7月1日

職務内容: 情報ネットワークサービス(メール・ウェブホスティング、有線・無線LAN接続、VPN接続、グループウェア等)の運用支援、アカウント管理、ネットワーク管理、テレビ会議システムの運用管理、東北大学星陵キャンパスにおける大学構成員向け情報ネットワークサービスの利用支援および問い合わせ対応。

応募条件:(a)~(c)のうち、二つ以上の経験を有すること
(a) ネットワークサービスのシステム設定やアカウント登録などの運用支援
(b) ネットワークサービスのマニュアル作成
(c) メール・電話によるネットワークサービスに関する問い合わせ対応
※Windowsサーバ・Linuxサーバ・ネットワーク機器・テレビ会議システムの操作の経験があれば尚可。

提出期限:2020年6月19日(金)

詳細は公募要項をご覧ください。 履歴書はこちらからダウンロードしてください。

問合せ先

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 情報基盤室 電話:022-717-8024

関連リンク

個別化予防・疫学分野 教員 募集(5/18締切)

$
0
0

職種:助教

募集人員:若干名

採用予定日:2020年7月1日以降(採用日応相談)

応募基準
1. 博士の学位を有する方
2. 疫学研究の実施経験があり医学統計、データ分析に知識・技術を有する方
 主体的に調査を実施してデータを分析する十分な技術を有すること
3. 調査の実務に興味があるもの
 ※医師免許を有する方が望ましい

提出期限:2020年5月18日(月)必着
※締切り前でも適任者が決まり次第、募集を締め切らせて頂きます

詳細は 公募要項をご覧ください。
履歴書は こちら からダウンロードしてください。

問合せ先

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 総務係
電話 : 022-728-3964

関連リンク

地域支援センターにおける健康調査について

$
0
0

地域住民コホート調査・三世代コホート調査のための地域支援センターでの健康調査は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、以下の通り、厳格な運用をもとに行っています。

〇手指消毒液の設置
〇器具・機器等の消毒の徹底
〇職員のマスクの着用
〇口腔内検査の実施方法の変更(5月31日までは、問診票の確認と歯科健康相談のみを行っています。口腔内検査は休止。)
〇呼吸機能検査の一部休止
〇来所者の方々の体温測定(非接触型の体温計を用います)
〇予約者数を減らし、参加者の方々同士で一定の距離をとる
※なお、子どもの調査は5月31日まで休止する予定です。

引き続き、感染拡大が起きないように留意しつつ、当機構のコホート調査へのご協力を何卒宜しくお願いします。

関連リンク

新型コロナウイルスに関するToMMoの対応・情報発信

「ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合 家庭内でご注意いただきたいこと 8つのポイント」配布・掲出用を制作しました

日本人の尿中アルブミン排泄量に関するゲノムワイド関連解析の論文がClinical and Experimental Nephrology誌に掲載

$
0
0

地域医療支援部門の奥田拓史非常勤講師(前同助教、現帯広第一病院総合診療科)と岡本好司助教のグループによる、日本人の尿中アルブミン排泄量に関するゲノムワイド関連解析(GWAS)の論文が、Clinical and Experimental Nephrology誌に掲載されました。

本研究では、東北メディカル・メガバンク計画地域住民コホート調査参加者約1万人を対象として、日本人の尿中アルブミン排泄量に関連したGWASを行い、18個の関連遺伝子を同定しました。それらの中でも、特に甲状腺刺激ホルモン受容体(TSHR)をコードする遺伝子が、尿中アルブミン排泄量に影響を与えていることが分かりました。
尿中アルブミン排泄量は、腎機能が悪化するのに伴い、特に糖尿病性腎症において、増加することが一般的に知られています。これまでにも、欧米人や糖尿病患者を対象にした尿中アルブミン排泄量に関するGWASは報告がありました。
本研究は、日本人のみならずアジア人、また、一般住民を対象にした尿中アルブミン排泄量に関するGWASとして、初めての報告となります。今後、本研究の結果をもとに、甲状腺機能と尿中アルブミン排泄の関連を基礎的に解明する必要があります。将来的には、新規創薬に繋がることも期待されます。

奥田非常勤講師は、ToMMoクリニカル・フェロー(TCF)として地域医療支援に従事しながら、本機構の地域住民コホート調査にも参画し、そのデータを基に本研究を行いました。

書誌情報

タイトル:Genome-wide association study identifies new loci for albuminuria in the Japanese population
著者名:Hiroshi Okuda, Koji Okamoto, Michiaki Abe, Kota Ishizawa, Satoshi Makino, Osamu Tanabe, Junichi Sugawara, Atsushi Hozawa, Kozo Tanno, Makoto Sasaki, Gen Tamiya, Masayuki Yamamoto, Sadayoshi Ito, Tadashi Ishii 
掲載誌:Clinical and Experimental Nephrology
Published online: 10 April 2020
DOI: 10.1007/s10157-020-01884-x

【scene of gene】「新型コロナウイルスに対する抗体」を公開

$
0
0

ゲノムにまつわる情報を連載するscene of gene。
新たな記事「新型コロナウイルスに対する抗体」が公開されました。

新型コロナウイルスに関する報道の中で、「抗体検査」はPCR検査に次ぐ頻出用語の1つとなっています。今回はその「抗体検査」について、現在の世界の動向を含め峯岸直子教授よりご紹介しています。是非ご覧ください。

scene of gene~ようこそゲノムの世界へ~
ID11968_gene

 

関連リンク

新型コロナウイルスに関するToMMoの対応・情報発信

新型コロナウイルスに関するToMMoの対応

$
0
0

新型コロナウイルスに関するToMMoの対応、発信の情報をまとめました。

一般の方々向け
感染を防ぐために気を付けること

児玉栄一教授より感染予防に大切なこと等のメッセージ動画(ドクターサーチみやぎウェブサイトで公開)(2020.04.27)

「ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合 家庭内でご注意いただきたいこと 8つのポイント」(配布・掲出用をダウンロード可)(2020.03.13)

新型コロナウイルス流行下で気を付けること(感染以外)

富田博秋教授より心の健康を保つうえでのアドバイス等のメッセージ動画(ドクターサーチみやぎウェブサイトで公開)(2020.05.01)

外出控える中でも日光を浴びる時間を確保~ビタミンDは大切な栄養素(2020.05.01)

“スティグマ”を避けるには~感染症の流行で、そしてゲノム研究でも(2020.04.24)

新型コロナウイルス全般について

新型コロナウイルスに対する抗体(2020.05.18)

感染症の出口戦略(2020.05.08)

公衆衛生対策を後押しするゲノム情報 -新型コロナウイルス感染症クラスター対策の視点から-(2020.04.28)

土屋菜歩准教授より「PCR検査と抗体検査」「ペットからヒトへの感染について」などの解説音声(登米コミュニティエフエム H@!FM(はっとエフエム)で公開)(2020.04.22)

新型コロナウイルスに関して山本機構長からのメッセージが「ドクターサーチみやぎ」ウェブサイトで公開されました(2020.04.16)

その他メディアでの活動

新型コロナウイルスの予防対策・注意喚起についてのラジオCMがDate fm エフエム仙台で放送されます(2020.04.21)

 

長期健康調査に参加されている方々向け

地域支援センターにおける健康調査について(2020.05.18)

 

ToMMoの状況

新型コロナウイルス感染拡大にともなう今後の情報アップデートと電話等の対応について(2020.04.20) ⇒ 5/11 解除しました。


蟹瀬誠一氏による山本機構長のインタビュー記事が公開されました

$
0
0

2020年2月19日、国際ジャーナリスト・キャスターの蟹瀬 誠一氏が山本 雅之機構長へのインタビューでToMMoに来訪されました。予防・先制医療の重要性やToMMoの設立背景および成果、日本製薬工業協会との協力協定締結にもとづく共同研究などの取組と今後の展望など1時間半にわたるインタビューの後、バイオバンク室や地域支援仙台センターなどのToMMoの施設を視察されました。

こちらのインタビュー記事が、日経BP Specialのウェブサイトに「新しいくすりが創る、これからの暮らし」と題し2ページにわたって本日公開されました。ぜひお読みください。

「新しいくすりが創る、これからの暮らし」
Vol.1 次世代医療はどうなる?一人ひとりに適した「個別化予防・医療」への挑戦
Vol.2 次世代医療はこう変わる!一人ひとりに適した「個別化予防・医療」への挑戦

インタビューの様子

地域支援仙台センターで記念撮影

関連リンク

日本製薬工業協会

中国深圳市易聯技術有限公司さまよりサージカルマスク2千枚を寄贈いただきました

$
0
0

この度、中国深圳市易聯技術有限公司さま(総経理:曽 嘉諾さま)より、一般財団法人日中経済協会のご尽力をいただき、サージカルマスク2千枚を寄贈いただきました。
深圳市易聯技術有限公司さまは、中国広東省の深圳市に所在するIT関連企業でこの度の新型コロナウイルス感染拡大に対して、各地への支援活動をされていると伺っています。また、一般財団法人日中経済協会は日中間の経済交流の架け橋を行っている団体で、東日本大震災直後にタイ王国タクシン元首相とともに東北大学医学部(当時、医学部長は山本雅之 現ToMMo機構長)を訪問いただいた際に、計画段階だったToMMoのコホート調査についてお話させていただいたご縁がございます。
なお、今回のご寄贈が実現するにあたって、東北大学名誉教授の西澤昭夫先生、日中経済協会の杉田定大さまに並々ならぬお世話になりました。

寄贈いただいたサージカルマスクは、国民の健康を守りウイルスの蔓延を防ぐべく、東北大学において有効に使わせていただく予定です。心より深く御礼申し上げます。

 

関連リンク

新型コロナウイルスに関するToMMoの対応・情報発信

広報戦略室 技術補佐員 募集(6/12締切)

$
0
0

募集人員:1名

採用予定日:採用決定後できる限り早い時期

職務内容:
1. ゲノムデータ解析環境の整備、データ整理集計、報告書作成の補助等
2. ウェブサイト等の保守運営
3. その他広報業務

応募資格:
・基本的なPC操作(ワード、エクセル、パワーポイント等)を習得していること
 以下のいずれかを満たすこと
・HTML、CSS、JavaScriptのコーディング経験
・Linuxサーバーの利用・管理経験
・Pythonのコーディング経験

提出期限:令和2年6月12日(金)必着

詳細は公募要項をご覧ください。
履歴書はこちらからダウンロードしてください。

問合せ先

待遇等に関する問合せ先:総務係 電話022-728-3964
職務内容に関する問合せ先:
 広報戦略室 長神 メール f-nagami*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

関連リンク

個別化予防・疫学分野 教員 募集(8/21締切)

$
0
0

職種:助教

募集人員:若干名

採用予定日:2020年10月1日以降(採用日応相談)

応募基準
1. 博士の学位を有する方
2. 疫学研究の実施経験があり医学統計、データ分析に知識・技術を有する方
 主体的に調査を実施してデータを分析する十分な技術を有すること
3. 調査の実務に興味があるもの
 ※医師免許を有する方が望ましい

提出期限:2020年8月21日(金)必着
※締切り前でも適任者が決まり次第、募集を締め切らせて頂きます

詳細は 公募要項をご覧ください。
履歴書は こちら からダウンロードしてください。

問合せ先

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 総務係
電話 : 022-728-3964

関連リンク

ゲノム解析室 技術補佐員 募集(6/19締切)

$
0
0

募集人員:1名

採用予定日:採用決定後できる限り早い時期(令和2年7月1日以降)

職務内容:主にヒトを対象としたゲノム解析のための技術補助(溶液の調整、試料の分注、機器の簡単な操作、データ管理など)

応募条件:
1. 理系大学卒業者、もしくは同等の能力を有する方。
2. 基本的なPC操作(Word, Excel, 電子メール)を習得されている方。
3. 生物実験・化学実験の補助業務の経験の有る方が望ましい。

提出期限:令和2年6月19日(金)
※書類審査は適宜行います。適任者が見つかり次第公募を締め切ります。

詳細は公募要項をご覧ください。
履歴書はこちらからダウンロードしてください。

問合せ先

待遇等:総務係 円谷 電話022-728-3964
職務内容:ゲノム研究室 勝岡 電話022-273-6214

関連リンク

ゲノム解析室

ゲノム解析部門(オミックス解析室) 技術補佐員 募集(6/19締切)

$
0
0

募集人員:1名

採用予定日:令和2年7月1日

職務内容:主にヒト検体の代謝物解析のための技術補助(試薬作製、試料分注、前処理、測定、データ管理等)

応募条件:
・理系大学卒業者、もしくは同等の能力を有する方で、生化学実験の補助業務の経験のある方。
・基本的なPC操作(Word, Excel, 電子メール)を習得されている方。
・各種分析機器の使用経験のある方を歓迎します。
・B型肝炎ワクチンの予防接種を既に受けられている方は尚可。

提出期限:令和2年6月19日(金)
※書類審査は適宜行います。適任者が見つかり次第公募を締め切ります。

詳細は公募要項をご覧ください。
履歴書はこちらからダウンロードしてください。

問合せ先

待遇等:総務係 円谷 電話022-728-3964
職務内容:小柴研究室  小柴 電話022-274-6016

関連リンク

1万7千人分の詳細検査情報のデータ分譲を開始

$
0
0

東北大学東北メディカル・メガバンク機構の地域住民コホート参加者のうち宮城県内7か所の地域支援センターで詳細な検査を受けた約17,700名のデータの分譲を開始しました。

このデータには地域支援センターで直接調査に参加した方及び特定健康診査等で調査に参加した後、詳細な検査を別途受けに来た方(※1)双方が含まれています。

含まれているデータは下記の通りです。

基本情報
検体検査情報(血液・尿検査)
調査票(生活・食)情報
生理機能検査情報
(身長測定、体組織測定、腹囲測定、眼科検査(眼軸長測定、眼圧測定、網膜神経繊維層測定、眼底検査、角膜測定)、聴力測定、肺機能測定、呼吸抵抗測定、推定中心血圧測定、頸動脈超音波検査、骨量測定、脚伸展力測定、握力測定、歯科検診、随時血圧測定)
タブレット調査票情報

また対象者にお貸しし、2週間ご自宅で計測いただいた家庭血圧計・歩数計に関する情報も含んでいます。

なお、※1の方については検体検査情報、調査票情報は地域住民コホートに参加した際のデータを参照しており、「血液データ・調査票データ」と「詳細検査データ」の取得時期に開きがあることについては注意が必要です。

関連リンク

東北メディカル・メガバンク統合データベースdbTMMカタログ>2.8.0 地域住民コホート 宮城 地域支援センター型 ベースライン調査 17.7K (2020年5月29日リリース)


第24回ゲノム・オミックス連携推進セミナー開催のお知らせ(6/26)

$
0
0

この度、第24回ゲノム・オミックス連携推進セミナーを下記の通り開催する運びとなりましたので、ご案内いたします。オープンなセミナーですので、どなたでもご参加いただけます。お申し込みは不要です。

なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため消毒・換気等感染防止策を徹底した上で開催いたします。ご参加いただけます皆様方におかれましては、マスク着用等のご配慮をお願いいたします。

【日時】 6月26日(金)16:00~17:30
【場所】東北メディカル・メガバンク棟 3階 大会議室
【講師】 中林 一彦 先生
     国立成育医療研究センター研究所 周産期病態研究部 周産期ゲノミクス研究室 室長
【演題】 「ゲノム・エピゲノム解析による産科・小児科領域疾患の病因解明と診断法開発」

セミナー案内

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策の状況に応じて、開催日時を変更させていただく場合がございます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

セミナー要旨 

 演者は複数の研究グループにアレイ・次世代シーケンス技術を提供することで、単一遺伝性疾患・小児がんの病因解明、遺伝子治療の安全性評価、疾患エピゲノム診断、ヒト組織標準エピゲノム決定など、多様な疾患関連研究に携わっている。本セミナーでは、以下の二つの話題を中心に、様々なゲノム・エピゲノム解析例をご紹介したい。
 演者らは、インプリンティング疾患症例群の一部に全染色体片親性ダイソミーモザイク症例を見出したことを発端として、DNAメチル化アレイ解析によるインプリンティング制御領域の網羅的同定に成功した。得られたヒト特異的インプリント遺伝子座位情報は、最近のインプリンティング疾患研究、インプリント遺伝子座位獲得の進化的メカニズム解明研究、新生児コホートエピゲノム多様性研究などにおいて基盤情報として活用されており、それらを含む一連の研究内容を紹介したい。また、演者らが採用したイルミナ社DNAメチル化アレイは、近年のヒト大規模エピゲノム研究における主要プラットフォームとして普及している。その現状を概説し、シーケンス法と比較した場合のアレイ法の長所・短所についても整理したい。
 妊婦血漿中には母体由来に加えて胎児由来遊離DNA(cell-free DNA, cfDNA)が含まれることが1997年に発見された。いわゆるNIPT (Noninvasive prenatal genetic testing; 無侵襲的出生前遺伝学的検査)では、この母体血中cfDNAを対象とした次世代シーケンサー解析により、胎児染色体異数性(13、18、21番トリソミー)を検出する。親のゲノム情報と併せてcfDNAシーケンスデータを解析することで胎児の全ゲノム配列を推定することも原理的には可能である。単一遺伝性疾患責任変異を対象としたNIPT手法の開発動向を概説し、演者らが最近開発したアンプリコンシーケンスによる胎児RhD血液型の出生前検査法についても紹介したい。

また、開催延期としておりました浜本 隆二先生(国立がん研究センター 研究所)のご講演は、次回ご案内の予定です。

問い合わせ先

東北メディカル・メガバンク機構
ゲノムプラットフォーム連携センター 木下、田宮、櫻井
連絡先:seminar*gpc.megabank.tohoku.ac.jp
       (*を@に変えてください)  

関連リンク

【開催延期】第24回ゲノム・オミックス連携推進セミナー開催のお知らせ(4/10)
第23回ゲノム・オミックス連携推進セミナー開催のお知らせ(3/2)
第22回ゲノム・オミックス連携推進セミナー開催のお知らせ(2/18)
第21回ゲノム・オミックス連携推進セミナー/FM DTS融合セミナー開催のお知らせ(12/20)

第31回黒川利雄がん研究基金に小原准教授と濱中講師が採択されました

$
0
0

第31回黒川利雄がん研究基金の研究助成対象に、予防医学・疫学部門小原拓准教授とゲノム解析部門の濱中洋平講師がそれぞれ採択されました。
黒川利雄がん研究基金は、がんの早期発見および診断・治療に関する調査・研究・技術開発事業等に係る国内の若手医師等を対象に、平成2年度より研究助成事業を行っています。

詳細

妊娠可能年齢の女性および妊娠中の女性における乳がん治療と妊娠・出産アウトカムとの関連:大規模医療情報データベースを用いた検討

研究助成対象研究者:
東北大学東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門 小原拓

 

定期的ながん検診受診と手術入院にかかる医療費の検討

研究助成対象研究者:
東北大学東北メディカル・メガバンク機構 ゲノム解析部門(兼)、東北大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科学分野 濱中洋平

 

関連リンク

第31回黒川利雄がん研究基金 研究助成金贈呈式(公益財団法人宮城県対がん協会HP

疾患発症に関わる日本人の遺伝的特徴の解明 -日本人21万人のゲノム解析により遺伝的変異を検索-【プレスリリース】

$
0
0

理化学研究所(理研)生命医科学研究センター統計解析研究チーム(研究当時)の鎌谷洋一郎チームリーダー、石垣和慶特別研究員、久保充明副センター長(研究当時)、東京大学の門脇孝名誉教授、山内敏正教授、東京医科歯科大学の稲澤譲治教授らの国際共同研究グループは、バイオバンク・ジャパン[1]のゲノムデータを用いて、東北メディカル・メガバンク計画[2]JPHC研究[3]J-MICC研究[4]と共同で日本人約21万人のゲノム解析を行い、27疾患に関わる320の遺伝的変異を同定し、そのうち重要な遺伝的バリアント[5]について、国立がん研究センターバイオバンク[6]国立長寿医療研究センターバイオバンク[7]ならびにOACIS研究[8]の協力で再現性を確認しました。

本研究成果は、疾患の病態の理解、疾患発症リスクの民族差の理解、個々人の遺伝子情報に基づく個別化医療の発展に貢献すると期待できます。

今回、共同研究グループは、42疾患を対象とした東アジアにおける最大規模のゲノムワイド関連解析(GWAS)[9]を実施し、320の遺伝的変異を同定しました。そのうち25変異は、欧米での研究では検出されなかった新しい変異であり、虚血性心疾患に関連するATG16L2、肺がんに関連するPOT1、ケロイドに関連するPHLDA3などの遺伝子のタンパク質のアミノ酸配列を変える変異が含まれていました。また、このGWASの解析結果と転写因子[10]の結合部位を統合する解析を実施し、疾患発症に関与する転写因子と疾患の378の組み合わせを同定しました。
本研究は、科学雑誌『Nature Genetics』オンライン版(6月8日付:日本時間6月9日)に掲載されました。

プレスリリース詳細

論文情報

<タイトル>
Large scale genome-wide association study in a Japanese population identifies novel susceptibility loci across different diseases
<著者名>
Kazuyoshi Ishigaki, Masato Akiyama, Masahiro Kanai, Atsushi Takahashi, Eiryo Kawakami, Hiroki Sugishita, Saori Sakaue, Nana Matoba, Siew-Kee Low, Yukinori Okada, Chikashi Terao, Tiffany Amariuta, Steven Gazal, Yuta Kochi, Momoko Horikoshi, Ken Suzuki, Kaoru Ito, Satoshi Koyama, Kouichi Ozaki, Shumpei Niida, Yasushi Sakata, Yasuhiko Sakata, Takashi Kohno, Kouya Shiraishi, Yukihide Momozawa, Makoto Hirata, Koichi Matsuda, Masashi Ikeda, Nakao Iwata, Shiro Ikegawa, Ikuyo Kou, Toshihiro Tanaka, Hidewaki Nakagawa, Akari Suzuki, Tomomitsu Hirota, Mayumi Tamari, Kazuaki Chayama, Daiki Miki, Masaki Mori, Satoshi Nagayama, Yataro Daigo, Yoshio Miki, Toyomasa Katagiri, Osamu Ogawa, Wataru Obara, Hidemi Ito, Teruhiko Yoshida, Issei Imoto, Takashi Takahashi, Chizu Tanikawa, Takao Suzuki, Nobuaki Sinozaki, Shiro Minami, Hiroki Yamaguchi, Satoshi Asai, Yasuo Takahashi, Ken Yamaji, Kazuhisa Takahashi, Tomoaki Fujioka, Ryo Takata, Hideki Yanai, Akihide Masumoto, Yukihiro Koretsune, Hiromu Kutsumi, Masahiko Higashiyama, Shigeo Murayama, Naoko Minegishi, Kichiya Suzuki, Kozo Tanno, Atsushi Shimizu, Taiki Yamaji, Motoki Iwasaki, Norie Sawada, Hirokazu Uemura, Keitaro Tanaka, Mariko Naito, Makoto Sasaki, Kenji Wakai, Shoichiro Tsugane, Masayuki Yamamoto, Kazuhiko Yamamoto, Yoshinori Murakami, Yusuke Nakamura, Soumya Raychaudhuri, Johji Inazawa, Toshimasa Yamauchi, Takashi Kadowaki, Michiaki Kubo and Yoichiro Kamatani
<雑誌>
Nature Genetics
<DOI>
10.1038/s41588-020-0640-3

補足説明

[1] バイオバンク・ジャパン(BBJ)
アジア最大規模の疾患バイオバンクで、東京大学医科学研究所内に設置されている。オーダーメイド医療の実現プログラムの基盤であり、日本人20万人から収集したDNAや血清サンプルを臨床情報とともに厳重に保管し、研究者への試料やデータの提供を行っている。
詳細はhttps://biobankjp.org/を参照。

[2] 東北メディカル・メガバンク計画
東日本大震災の被災地を含む地域で長期健康調査を行い、被災地の健康状態の改善および遺伝要因・環境要因を考慮した次世代型医療・予防の確立を目標とした計画。日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受け、東北大学東北メディカル・メガバンク機構と岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構が連携して事業を実施している。
詳細は https://www.megabank.tohoku.ac.jp/http://iwate-megabank.org/を参照。

[3] JPHC研究(JPHC Study、多目的コホート研究)
「多目的コホートに基づくがん予防など健康の維持・増進に役立つエビデンスの構築に関する研究 (主任研究者 津金昌一郎 国立がん研究センター社会と健康研究センター長)」において、全国11保健所と国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、大学、研究機関、医療機関などとの共同研究として行われている。
詳細は http://epi.ncc.go.jp/jphc/ 参照。

[4] J-MICC研究(日本多施設共同コーホート研究)
がんなどの生活習慣病に対し、生活習慣に加え、遺伝的体質も考慮した予防対策に必要な基礎データを築くことを目的として、13の大学・がんセンターが共同して実施している大規模追跡調査(中央事務局:名古屋大学)。研究は2005年(一部2004年)に開始され、千葉から沖縄におよぶ地域で約103,000名が参加、現在も追跡調査を継続している。
詳細は http://www.jmicc.com/ を参照。

[5] 遺伝的バリアント
個人間でゲノムDNA配列が違う場所を指す。遺伝的バリアントのうち、代表的なものが一塩基多型(single nucleotide polymorphism;SNP)である。
参考:https://bsd.neuroinf.jp/wiki/遺伝子多型

[6] 国立がん研究センター(NCC)バイオバンク
国立がん研究センターでは、中央病院(東京都中央区)・東病院(千葉県柏市)を受診された患者を対象に、検査に使用した血液や組織、手術などで摘出された組織の診療後の残りと、それらに付随する診療情報、診療後の経過の情報の提供・研究への利用をお願いし、これらの試料と情報を整理して保管し、がんなどの医学研究に使用している。本研究においては、肺がん患者の血液検体をゲノム解析に使用した。
詳細は https://www.ncc.go.jp/jp/biobank/index.html を参照。

[7] 国立長寿医療研究センター(NCGG)バイオバンク
国立長寿医療研究センターのメディカルゲノムセンターの所掌事業として運営されているバイオバンク。NCGGバイオバンクは、高齢期に発症する認知症や骨関節疾患などを中心に、サンプルを収集・保管している。
詳細は https://www.ncgg.go.jp/mgc/biobank/index.html を参照。

[8] OACIS研究(大阪急性冠症候群研究)
阪神地区の25施設で収集された急性心筋梗塞患者を登録した、大阪大学を中心とするプロジェクト。Osaka Acute Coronary Insufficiency Studyの略。

[9] ゲノムワイド関連解析(GWAS)
疾患や身長・体重などの量的な形質に影響があるゲノム上のマーカー(遺伝的変異)を、網羅的に検索する手法。2002年に、理研が世界に先駆けて報告を行っており、以降、さまざまな疾患や量的形質に関連するゲノムマーカー同定に貢献している。GWASはGenome-Wide Association Studyの略。

[10] 転写因子
DNA上の特定の配列を認識して結合し、RNAの転写の開始に関わる因子。結合部位の遺伝的バリアントは転写因子の結合のしやすさに影響する。

地域支援大崎センター 看護師・准看護師等 募集(6/26締切)

$
0
0

職種:看護師・准看護師・助産師・保健師

募集人数:1名

採用予定日:令和2年7月1日以降(応相談)

職務内容:
1. 健康調査業務(採血、生理学的検査(呼吸機能・心電図・頸動脈エコー)など)
2. 調査会場などにおける事業説明・同意取得などの実務
3. 他支援センター(気仙沼、仙台、石巻、岩沼等)での健康調査応援業務
4. その他事業に関する業務
※土日祝の調査日には、振替休日を取得いただきます。

応募条件:
1. 看護師・准看護師・助産師・保健師、いずれかの免許を有する方
2. 基本的なPC操作(Word, Excel, 電子メール)ができる方
3. 再就職者、未経験者の方も、歓迎いたします。(採用後事前研修有)

勤務地:東北大学東北メディカル・メガバンク機構 地域支援大崎センター
※他支援センター等の応援業務があります。

勤務時間等:
1. 1日の勤務時間:月~金 8:30~17:15 
※上記時間帯を基本とする1日7時間45分のシフト制
2. 休日:週休二日制、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)
3. 有給休暇等:採用日から6ヵ月経過後に年10日付与。その他特別休暇有
4. 土日祝 出勤(振替休日取得)

提出期限:令和 2年6月26日(金)
※適任者が見つかり次第、締め切る場合があります。

詳細は 公募要項をご覧ください。
履歴書は こちら からダウンロードしてください。 

問合せ先

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構
 待遇面:総務係         電話 022-728-3964
 職務内容:地域支援大崎センター 電話 0229-87-5981

関連リンク
この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は jinzai_banner-300x76.png です

日本国内で発生した新型コロナウイルスの感染者集団(クラスター)61例を詳しく分析した論文がEmerging Infectious Diseases誌に掲載されました

$
0
0

予防医学・疫学部門の土屋菜歩准教授は、東北大学医学系研究科の押谷仁教授らによるグループに参画し、国内で発生した新型コロナウイルスの感染者集団(クラスター)61例を詳しく分析した論文を、米国疾病対策センター(CDC)の専門誌Emerging Infectious Diseasesに発表しました。本論文は9月号に掲載予定ですが、緊急性を鑑み早期に公開されています。

本研究は、2020年1月15日から4月4日までに日本国内で感染が確認された3,184例について、リンクと5人以上のクラスター形成の有無(家族内感染は除く)について検討しました。61のクラスターが同定され、発生場所は医療機関が最も多く、高齢者施設、飲食店、音楽イベント、職場と続いていました。うち、22のクラスターで最初にウイルスを持ち込んだと考えられる症例が特定され、院内感染以外では20~30代の若者が半数を占めていました。最初に感染を広げた日が特定できたのは16人で、そのうち5人は発症1日前、4人は発症当日だったこともわかりました。また、市中で感染が拡大した後に医療機関や高齢者施設でクラスターが発生する傾向が認められました。
今回の発表により、積極的疫学調査により感染伝播の詳細を把握することで、感染拡大が起こりやすい場所や機会を明確にし予防対策に役立てられることが示唆されました。

土屋准教授は自治体等からの情報をまとめ、そこから考えられる感染経路やクラスターの同定、その特性について検討を行うなどで本研究に貢献しています。

書誌情報

タイトル:Clusters of Coronavirus Disease in Communities, Japan, January–April 2020
著者名:Yuki Furuse, Eiichiro Sando, Naho Tsuchiya, Reiko Miyahara, Ikkoh Yasuda, Yura K. Ko, Mayuko Saito, Konosuke Morimoto, Takeaki Imamura, Yugo Shobugawa, Shohei Nagata, Kazuaki Jindai, Tadatsugu Imamura, Tomimasa Sunagawa, Motoi Suzuki, Hiroshi Nishiura, Hitoshi Oshitani
掲載誌:Emerging Infectious Diseases
Original Publication Date: June 10, 2020
DOI: 10.3201/eid2609.202272

 

関連リンク

新型コロナウイルスに関するToMMoの対応・情報発信

Viewing all 2325 articles
Browse latest View live