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Channel: 東北メディカル・メガバンク機構
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山本雅之機構長がアジア・オセアニア生化学者・分子生物学者連合優秀研究賞2020を受賞

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ToMMoの山本雅之機構長(医化学分野)が、アジア・オセアニア生化学者・分子生物学者連合(Federation of Asian & Oceanian Biochemists & Molecular Biologists: FAOBMB)から、Award for Research Excellence 2020を受賞することが決まりました。
FAOBMBは、アジア・オセアニア地域の各国の生化学・分子生物学の学会の連合組織で、優れた研究者を顕彰するAward for Research Excellenceを2011年に創設して毎年1名の受賞者を出しています。今回、山本機構長は日本の研究者として10回目で初めて選ばれました。受賞理由は、KEAP1-NRF2系をはじめとする環境応答の分野における長年の研究業績です。

受賞講演及び授賞式は、6月にコロンボ(スリランカ)で開催されるFAOBMBの大会で執り行われます。山本機構長は受賞に際して、「アジア・オセアニア地区の大きな学会賞を頂き、たいへん光栄に思っています」とコメントしています。

 

関連リンク

FAOBMBホームページ


青木裕一助教が貢献した研究成果がNature Communicationsに掲載されました

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ゲノム解析部門の青木 裕一助教が参画した研究成果がNature Communicationsに掲載されました。

本研究は、本学大学院工学研究科バイオ工学専攻応用生命化学講座の研究グループらによるもので、フラボノイドの生合成に関わる陸上植物に普遍的な代謝戦略を見いだしました。この発見は、植物の陸上環境への適応のための代謝戦略や酵素の機能進化の理解に向けて多大なインパクトを与えるものであり、またこの有用な化合物群の効率的生産のために必須な要素となることが期待されます。

青木助教はトランスクリプトーム解析による代謝関連遺伝子群の同定において貢献しました。

書誌情報

タイトル: A conserved strategy of chalcone isomerase-like protein to rectify promiscuous chalcone synthase specificity.  
著者名: Toshiyuki Waki, Ryo Mameda, Takuya Nakano, Sayumi Yamada, Miho Terashita, Keisuke Ito, Natsuki Tenma, Yanbing Li, Naoto Fujino, Kaichi Uno, Satoshi Yamashita, Yuichi Aoki, Konstantin Denessiouk, Yosuke Kawai, Satoko Sugawara, Kazuki Saito, Keiko Yonekura-Sakakibara, Yasumasa Morita, Atsushi Hoshino, Seiji Takahashi & Toru Nakayama
掲載誌:Nature Communications
Published: 13 February 2020
DOI: https://doi.org/10.1038/s41467-020-14558-9

関連リンク

フラボノイド生合成酵素の「影武者」カルコン異性化酵素類似タンパク質 陸上植物の生存戦略におけるその役割(工学研究科プレスリリース)

2020年3月11日のご挨拶を公開しました

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東北メディカル・メガバンク機構 Webサイト「ご挨拶」に2020年3月11日のメッセージ「東日本大震災から9年のこの日に」を掲載しました。

ToMMoは、今後も被災地に寄り添い、地域の方々の健康を見守りつづけるとともに、未来型医療の世界的拠点として発展することを目指し事業活動に取り組んでまいります。

「ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合 家庭内でご注意いただきたいこと 8つのポイント」配布・掲出用を制作しました

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厚生労働省一般社団法人日本環境感染学会の取りまとめをもとに3月1日に発表している「ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合 家庭内でご注意いただきたいこと 8つのポイント」について、当機構で内容を改変することなく、配布したり掲出したりしやすいようにデザインしています。既に一部で配布等しておりますが、こちらからダウンロードして使って頂くこともできます。
どうぞよろしくお願いいたします。

関連リンク

厚生労働省~新型コロナウイルス感染症について~

日本疫学会で三世代コホート調査の研究成果を発表しました

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2020年2月20日~22日に京都市で開催された第30回 日本疫学会学術総会において、三世代コホート調査の研究成果を発表しました。

発表内容のポイント

・東北メディカル・メガバンク計画において、三世代コホート調査の参加者を対象に、妊娠前・妊娠中・出産後の妊婦自身および児の健康状態について解析した結果、妊娠前後を含めた妊婦に対する時期ごとの適切な支援、および生まれてきた児への今後の支援の重要性が明らかになった。
・妊娠前のBody Mass Index(BMI)が低い妊婦から生まれた児は低出生体重児である割合が高かった。妊娠前・妊娠中・出産後すべての段階における健康状態が、児の健康状態と関連することが明らかになった。
・低出生体重児を出産する割合が、東日本大震災の1年前に妊娠初期であった妊婦と比較して、震災時に妊娠初期であった妊婦では高い傾向にあり、震災1年後に妊娠初期であった妊婦では有意に高かった。震災後のストレスの多い環境が継続していたこと、震災直後の専門家による手厚い支援が時間の経過とともに薄くなったことが理由として推測される。

概要

東北メディカル・メガバンク計画では三世代コホート調査に参加された妊婦に対し、妊娠中の本人の状態のみならず、出産後も本人の状態および生まれてきた児に関しベースライン調査および追跡調査を実施しています。東北大学東北メディカル・メガバンク機構分子疫学分野の栗山 進一教授らの研究グループは、妊婦自身が回答した調査票から得られたデータを解析した結果、妊娠前・妊娠中・出産後の社会環境・健康状態を明らかにするとともに、それらが児の健康状態と関連することを明らかにしました。

今回明らかになったのは下記の項目です。
[妊娠前]
・妊娠前からの葉酸サプリメントの摂取割合は諸外国と比較すると未だに低値で、食事からの葉酸摂取量は国の推奨する480μg/日を下回る妊婦が大半であった。
・妊娠前のBMIが高い妊婦は妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病になる割合が高く、妊娠前のBMIが低い妊婦から生まれた児は低出生体重である割合が高かった。
[被災の影響]
・低出生体重児を出産する割合が、東日本大震災の1年前に妊娠初期であった妊婦と比較して、震災時に妊娠初期であった妊婦では高い傾向にあり、震災1年後に妊娠初期であった妊婦では有意に高かった。

詳細(PDF)

日本疫学会で発表する小原 拓准教授(三世代コホート室 副室長)

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第30回日本疫学会学術総会にブース出展しました(2/21~2/22)

【scene of gene】「稀少疾患の原因探索に使われる日本人全ゲノムのバリアント頻度パネル」を公開

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ゲノムにまつわる情報を連載するscene of gene。
新たな記事「稀少疾患の原因探索に使われる日本人全ゲノムのバリアント頻度パネル」が公開されました。

原因のよくわかっていない稀な病気の要因を探る遺伝子解析をする時に、その原因候補となるバリアントを絞り込んでいく過程でToMMoが公開している全ゲノムリファレンスパネル(4.7KJPN)が活用されているのをご存じでしょうか?是非ご覧ください。


 【sene of gene】稀少疾患の原因探索に使われる日本人全ゲノムのバリアント頻度パネル

 

連載中のscene of gene~ようこそゲノムの世界へ~
ID11968_gene

地域支援多賀城センター 技術補佐員 募集(4/17締切)

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職種:技術補佐員

募集人数:1名

採用予定日:採用決定後できるだけ早い時期

職務内容:
1. 支援センターなどにおける事業説明・同意取得・登録などの実務
2. 健康調査業務(生理学的検査など)
3. その他事業に関する業務全般
4. 教員からの特命事項

応募条件:
1. 説明、応対業務の経験者
2. PC操作可能な方(ワード、エクセル、メール等の使用経験があることが望ましい)
3. 協調性をもって業務に取り組める方

提出期限:令和2年4月17日(金)
※採用者が決まり次第公募を締め切ります。

詳細は 公募要項をご覧ください。
履歴書は こちら からダウンロードしてください。 

問合せ先

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構
 待遇面: 総務係      電話 022-728-3964
 職務内容:寳澤研究室 長田 電話 022-273-6212

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地域支援多賀城センター

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は jinzai_banner-300x76.png です

 

三世代コホート調査をもとにした妊娠前からの葉酸サプリメントの摂取割合および摂取要因についての論文が掲載されました

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この度、分子疫学分野の小原 拓准教授らによる、三世代コホート調査をもとにした妊婦における妊娠前からの葉酸サプリメントの摂取割合および摂取要因についての論文がThe Journal of Maternal-Fetal & Neonatal Medicine誌に掲載されました。

葉酸は胎児の神経管形成に重要な栄養素であり、妊娠前からの摂取が推奨されていますが、日本の食生活においては、十分量(480μg以上/日)の葉酸を食事から摂取することは困難です。このことから、三世代コホート調査の調査結果をもとに、食事からの葉酸摂取量が不十分(480μg未満/日)な妊婦における妊娠前からの葉酸サプリメントの摂取割合および摂取の有無に何が関連するのかについて解析し、結果を論文として発表しました。
本研究から、妊娠前からの葉酸サプリメントの摂取割合は18.0%ということがわかりました。また、妊娠前からの葉酸サプリメントの摂取は高年齢、喫煙歴なし、高学歴、高世帯年収、出産経験なし、不妊治療経験ありとの関連が認められました。妊娠前からの葉酸サプリメントの摂取割合は、本邦の先行研究に比べると高値でしたが、諸外国と比較すると未だに低値でした。
今後、本研究で明らかとなった摂取割合が低い層に対する適切なアプローチ方法を模索する必要があります。

書籍情報

タイトル:Evaluating folic acid supplementation among Japanese pregnant women with dietary intake of folic acid lower than 480 μg per day: results from TMM BirThree Cohort Study.
著者名:Kikuchi D, Obara T, Usuzaki T, Yonezawa Y, Yamashita T, Oyanagi G, Noda A, Ueno F, Murakami K, Matsubara H, Ishikuro M, Metoki H, Kikuya M, Kuriyama S
掲載誌:The Journal of Maternal-Fetal & Neonatal Medicine
Published online: 13 March 2020
DOI: 10.1080/14767058.2020.1739020

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研究者の方々へ>バイオバンク・コホート調査情報


地域住民コホート室 技術補佐員 募集(5/11締切)

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職種:技術補佐員

募集人数:1名

採用予定日:採用決定後できるだけ早い時期

職務内容:
文部科学省が平成25年度に開始した「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」は、10年後の社会像を見据えたビジョンを目指し、「イノベーションプラットフォーム」をわが国に整備することを目的としたプログラムである。文部科学省と独立行政法人科学技術振興機構は、東北大学拠点のプログラムを採択した。東北大学COI拠点では、「さりげないセンシングと日常人間ドックで実現する理想自己と家族の絆が導くモチベーション向上社会創生拠点」をキーワードに取組みを行っている。
本研究では、東北大学は宮城県内の自治体と企業と共同で、COI事業等で開発された機器を地域の保健事業に活用する方策について検討している。

職務内容として、以下の4点について地域住民コホート室教員の指示に基づき、円滑な事業実施のための実務を行う。
(1)調査研究の補助
(2)上記(1)に関する資料作成補助
(3)本研究に関する自治体・企業担当者との全般的な連絡・調整補助
(4)データの集計・分析補助、報告書作成補助

応募条件:
1. 学士以上の学歴を有する方が望ましい。
2. 疫学調査のデータ集計・分析の経験を有する方が望ましい。
3. PC操作(特にExcel、PowerPoint)ができる方が望ましい。
4. 保健福祉行政に詳しい方、普通自動車免許があり車の運転ができる方を優遇します。

提出期限:令和2年5月11日(月)消印有効
 ※書類審査は適宜行います。適任者が見つかり次第公募を締め切ります。

詳細は 公募要項をご覧ください。
履歴書は こちら からダウンロードしてください。 

問合せ先

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構
 待遇面: 総務係      電話 022-728-3964
 職務内容:寳澤研究室 長田 電話 022-273-6212

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地域住民コホート室

産学連携機構 イノベーション戦略推進センター革新的イノベーション研究プロジェクト(COI東北拠点)

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大学ICT推進協議会の2019年度年次大会優秀ポスター賞を長瀬祥子助手らが受賞

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医療情報ICT部門の長瀬祥子助手らは2019年12月に福岡国際会議場にて開催された大学ICT推進協議会の年次大会で発表を行い、この度2019年度年次大会優秀ポスター賞を受賞しました。大学ICT推進協議会は年次大会で発表されたポスターの中から、内容・ポスター記述において優れた論文に優秀ポスター賞を贈呈しています。
なお、表彰式は2020年12月に開催される2020年度の年次大会にて行われる予定です。 

詳細

題目:
ToMMoスーパーコンピュータを利用するための遠隔セキュリティエリアの設置と運用

著者:
長瀬祥子(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構)、中村直毅(東北大学病院)、伊藤和哉(東北大学 医学系研究科)、葭葉純子(東北大学 医学系研究科)、平野幸子(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構)、齊藤智(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構)、木下賢吾(東北大学 情報科学研究科)、中山雅晴(東北大学医学系研究科)、冨永悌二(東北大学病院)

受賞理由:
本論文は遠隔から機微性の高い情報をスーパーコンピュータで処理するために、遠隔セキュリティエリアの設置から利用までの仕組みとその運用の報告を行っている。報告の内容は実際に設置・運用されている遠隔システムから得られた具体的で貴重なものである。この遠隔セキュリティエリアのような仕組みは今後、スーパーコンピュータシステムに限らず機微性の高い情報を扱う情報システムに必要となる有用なものである。

受賞コメント(長瀬助手):
高等教育・学術研究機関のICT利用推進の一環として、東北大学星陵キャンパスの情報基盤におけるToMMoの遠隔セキュリティエリアの取り組みを評価頂き大変光栄です。ToMMo、東北大学病院、東北大学医学系研究科の先生方をはじめ、全国各地で遠隔セキュリティエリアをご利用いただいている先生方など、関係者の皆様に感謝申し上げます。

 

関連リンク

2019年度年次大会論文賞等が決定しました(大学ICT推進協議会HP)

遠隔セキュリティルーム運用開始 ‐外部研究機関からもスーパーコンピュータが利用可能に‐

脳画像コホート室 学術研究員または技術補佐員 募集(4/10締切)

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職名:学術研究員または技術補佐員

募集人員:1名    

採用予定日:採用決定後できる限り早い時期

職務内容:
(学術研究員)
1. 東北メディカル・メガバンク機構が行う脳画像コホート調査の実施
2. コホート調査の運営面での管理業務(資料作成・データ分析・関係各所との調整)
3. スタッフ管理
(技術補佐員)
1. 東北メディカル・メガバンク機構が行う脳画像コホート調査の実施補佐
2. コホート調査の運営面での管理業務補佐(資料作成・データ分析・関係各所との調整)
3. スタッフ管理補佐

応募資格:
(学術研究員)
・ 公認心理師、臨床心理士、言語聴覚士いずれかの資格を有する方
・ 大学、研究機関での実務経験もしくは研究経験のある方を歓迎します
・ コホート研究に興味のある方を歓迎します
(技術補佐員)
・大学、研究機関での実務経験もしくは研究経験のある方を歓迎します
・コホート研究に興味のある方を歓迎します

提出期限:令和2年4月10日(金)必着 ※採用者が決まり次第公募を締め切ります。

詳細は公募要項学術研究員技術補佐員をご覧ください。
履歴書はこちらからダウンロードしてください。

問合せ先

待遇等に関する問合せ先:総務係 円谷 電話022-728-3964
職務内容に関する問合せ先:脳画像コホート室  電話 022-274-5953

関連リンク

 

 

脳画像コホート室 事務補佐員(時間雇用) 募集(4/10締切)

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職名:事務補佐員(時間雇用)

募集人員:1名    

採用予定日:採用決定後できる限り早い時期

職務内容:
1. 東北メディカル・メガバンク機構が行う脳画像コホート調査の補助
2. 資料作成、整理、電話対応、郵便物発送

応募資格:
・パソコン、Eメールの操作に慣れていること。
・Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)を使用して資料作成ができること。
・大学での勤務経験のある方を歓迎します。

提出期限:令和2年4月10日(金)必着 ※採用者が決まり次第公募を締め切ります。

詳細は公募要項をご覧ください。
履歴書はこちらからダウンロードしてください。

問合せ先

待遇等に関する問合せ先:総務係 円谷 電話022-728-3964
職務内容に関する問合せ先:脳画像コホート室  電話 022-274-5953

関連リンク

 

 

第24回ゲノム・オミックス連携推進セミナー開催のお知らせ

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ゲノムプラットフォーム連携センターの主催による第24回ゲノム・オミックス連携推進セミナーを下記の通り開催いたします。オープンなセミナーですので、学外、学生の方々を含め、ご興味のある方はどなたでもご参加いただけます。

なお、感染症対策のため、マイク等は消毒の上、換気を行いつつ開催いたします。ご参加いただきます際には、着衣での調節、マスク着用等のご配慮をお願いいたします。

【日時】4月10日(金)16:00~17:30
【場所】東北メディカル・メガバンク棟 3階 大会議室
【講師】浜本 隆二 先生
    国立がん研究センター研究所 がん分子修飾制御学分野 分野長
【演題】「臨床応用を志向したメディカルAI研究 -Precision Medicine時代の医療ビッグデータ解析-」

セミナー案内

セミナー要旨

 深層学習技術の登場、GPUを中核とした計算機環境の進歩、及びデータベース拡充による医療ビッグデータが利活用できる環境が整った事などの理由により、現在医療分野においてもAIの活用に注目が集まっている。このような状況の中、演者を研究代表とした研究課題「人工知能を用いた統合的ながん医療システムの開発」が、2016年度戦略的創造研究推進事業(CREST)に採択され、国立がん研究センターを中心に、AI技術を用いた新しいがん医療システムの開発プロジェクトが開始された。主に、大規模な患者さんの詳細なマルチオミックスデータ(ゲノムデータ、エピゲノムデータ、医用画像データなど)と臨床情報を組み合わせて解析することにより、診断・治療の精度を高め、PrecisionMedicine推進に貢献することを目標としており、これまで深層学習技術を活用したリアルタイム内視鏡システムの開発など複数の成果を発表してきた。本講演では、これまでCREST及びPRISMという国の大型プロジェクトを研究代表として、また文部科学省が設置した、本邦のAI研究の中核組織である理化学研究所革新知能統合研究センターで、チームリーダーとしてメディカルAI研究を推進してきた経験を基に、AIの医療応用の現状及び今後の可能性などを紹介する。

問い合わせ先

東北メディカル・メガバンク機構
ゲノムプラットフォーム連携センター 木下、田宮、櫻井
連絡先:seminar*gpc.megabank.tohoku.ac.jp
        (*を@に変えてください)

関連リンク

第23回ゲノム・オミックス連携推進セミナー開催のお知らせ(3/2)
第22回ゲノム・オミックス連携推進セミナー開催のお知らせ(2/18)
第21回ゲノム・オミックス連携推進セミナー/FM DTS融合セミナー開催のお知らせ(12/20)
第20回ゲノム・オミックス連携推進セミナー開催のお知らせ(10/25)

WEBサイトリニューアルのお知らせ

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東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)のWEBサイトをリニューアルしました。

ToMMoの設立から8年が過ぎ、これからは長期健康調査で得られた貴重な試料・情報を、より広く有効的な形で活用させていかなければなりません。今回のリニューアルでは、ToMMoが提供するさまざまなリソースに効率的にアクセスできるよう研究者の方々向けの情報を整理しました。
研究者の方々へ

なお、長期健康調査に参加されているみなさま向けの情報は別のサイトに集約しています。
長期健康調査

またこれからは、引き続き研究基盤の構築を進めつつも着々と研究成果を発表していきたいと考えています。こういった成果の紹介にも力を入れてまいりますのでどうぞご注目ください。
よろしくお願いいたします。

オムロン ヘルスケア社との共同研究による尿ナトカリ比等の測定を2020年度も行います

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ToMMoとオムロン ヘルスケア株式会社は共同研究として、2017年度からコホート調査の参加者を対象に新たに同意を得て、尿中のナトリウムとカリウムのバランス(塩分と野菜や果物の摂取バランス)・身体活動量・睡眠状態を10日間にわたって自ら測定してもらう調査を、一部の地域支援センターで実施してきました。当初5,000人の参加を目標として実施してきた同研究は、自らの生活習慣を数値で確認できることなどから好評をいただき、既に7500人を超える方々にご協力頂いています。2020年度も継続することで、最終的には1万人の参加を目指し、目標としてきた「自分で測り自分で創る健康社会」の基盤構築に更に近づきたいと考えています。

 

関連リンク

自分で測り自分で創る健康社会へ ‐一人ひとりの日常生活のモニタリングと健康データの関連の解明を目指した5,000人規模の共同研究を開始‐【プレスリリース】

成果と活動> これまでの成果の一覧> オムロン ヘルスケア社との共同研究(尿ナトカリ計)


脳と心の健康調査で来所の方を対象に “眼底の血流の調査”を開始します

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2020年3月30日から「脳と心の健康調査 2回目」と併せて実施する調査として 、2,000人を対象とする東北大学病院眼科との眼底の血管に関する共同研究「脳画像コホートにおける眼底微小循環とメタボローム(代謝物)測定による関連解析」を行います。 既に東北メディカル・メガバンク計画の長期健康調査に参加されており、かつ「脳と心の健康調査」にも参加されている方のうち、希望される方が対象となります。この調査は、眼底の血管などを測り、また採血から代謝物の解析を行い、眼底の血管の状態が脳の機能をはじめ健康状態とどのような関係があるかを明らかにしようとしています。

参加者の方々に新たにご協力をお願いするのは、近赤外線を利用し造影剤を使用しない眼底血管の光干渉断層血管撮影、爪の内側の毛細血管の観察、採血の3つです。

毛細血管不全は認知症との関連が報告されています。本調査は、ToMMoで蓄積している脳画像・認知機能結果および生活習慣情報に、眼底毛細血管情報を加えることで、眼底血管の状態と生活環境や疾患との関係性を明らかにし、将来的には認知症危険因子を予測する手法の開発を目指します。

本調査にご参加いただいた皆さまには、調査当日、東北大学病院の眼科医師から最先端の眼底検査装置を用いた検査結果の概要をご説明し(後日、眼底検査結果を送付致します)、目の健康状態の確認にご活用いただく予定です。

なおこの研究はCOI東北拠点(さりげないセンシングと日常人間ドックで実現する理想自己と家族の絆が導くモチベーション向上社会創生拠点)のセンシングデータ・ゲノムデータ連携研究(眼と健康)として採択されています。

関連リンク

脳と心の健康調査の2回目の調査を開始しました

長期健康調査で行う検査 >大人の検査 >脳と心の健康調査(調査参加者向け)

脳画像コホート室

脳と心の研究推進室

COI東北拠点

東北メディカル・メガバンク機構と日本製薬工業協会が共同研究を開始 ~予防・先制医療ソリューションの早期実用化を目指して~【プレスリリース】

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発表のポイント

・国立大学法人東北大学東北メディカル・メガバンク機構と日本製薬工業協会は、2020年1月31日の連携協定の締結を受けて、2020年3月17日に共同研究の契約を締結し、2019年度中に共同研究を開始しました。

・生活習慣に関する調査票データやMRI画像データ、オミックスデータなどの関連性を調査するなどの共同研究を通して、創薬ニーズに基づいたデータおよび解析などにより次世代医療の社会実装及び革新的な医薬品・医療技術の更なる創出を進めて参ります。

内容

国立大学法人東北大学東北メディカル・メガバンク機構(機構長:山本雅之、以下、ToMMo)と日本製薬工業協会(会長:中山讓治、以下、製薬協)は、2020年1月31日の連携協定の締結を受けて、2019年度中に共同研究を開始しました。 
疾患の予防・早期介入を行うためには、発症前あるいは発症早期の段階で発症予測や早期診断を行う必要があります。そのためには、健康な状態からの疾患発症・回復するまでに至る一連の長期データや健常人と患者を比較して得られたデータが重要です。
そこで、ToMMoは15万人規模の健康情報とゲノム情報そして生体試料などを製薬協と共有し、製薬協が「政策提言2019」で提言した「予防・先制医療ソリューションの早期実用化」を目指すための研究内容を検討してきました。このたび、以下3件の共同研究について倫理委員会等での承認を受け、共同研究契約が締結されましたのでお知らせします。

① 生活習慣と脳形態、認知機能・心理機能の関連解析研究
② 睡眠障害の層別化に向けたバイオマーカー探索のための予備的研究
③ 日本人における遺伝性乳癌卵巣癌症候群およびリンチ症候群の原因病的バリアント頻度と罹患状況に関する予備的研究

ToMMoと製薬協は、相互の理解と友好を深め、協力して科学技術の発展を促進し、ビッグデータやゲノムコホート研究などの成果を活用しながら、次世代医療(個別化予防・個別化医療)の推進や革新的な医薬品・医療技術の更なる創出に取り組んで参ります。これらの取り組みにより健康寿命が延伸され、人生100年を通じて誰もが健康で活躍することができる社会の実現に貢献して参ります。

プレスリリース詳細

 

関連リンク

日本製薬工業協会

GRIFIN研究に基づく約1.5万人分のSNPアレイ解析情報、約1.3万人分の呼気NO情報、約1,300人分の口腔マイクロバイオーム解析情報の分譲を開始します

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この度、約1.5万人分のSNPアレイ解析情報(一塩基多型の個人毎遺伝型)、約1.3万人分の呼気NO情報、約1,600人分のNMR/MSメタボローム解析情報及び、約1,300人分の口腔マイクロバイオーム解析情報からなるデータセットについて、情報分譲の対象としました。これらのデータは、主に当機構の研究者(研究代表者 山本雅之)が受託した、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)によるゲノム医療実現推進プラットフォーム事業先端ゲノム研究開発(GRIFIN)課題「多因子疾患の個別化予防・医療を実現するための公開統合ゲノム情報基盤の構築」(平成28年度採択)により産生されたもので、AMEDの定めるデータシェアリングポリシーに従い、日本全国の研究者による利活用を促進する制限公開データにあたります。

詳細

今回、情報分譲の対象となったのは、上記のGRIFIN課題として主に平成29年度までに取得された試料・情報の解析情報とその基本情報、健康調査情報、調査票(生活)による既往歴情報です。今回のデータセットは、1年前に開始された分譲データと合わせてより大きなデータセットとなったものであり、解析情報の内訳は、ジャポニカアレイ® v2により解析され、遺伝子インピュテーション技術によって擬似的に全ゲノム復元されたSNPアレイ情報(一塩基多型の個人毎遺伝型)約1.5万人分(昨年度から約6千人分追加)、約1.3万人分の呼気NO情報(新規)、約1,600人分のNMR/MSメタボローム解析情報(NMR情報約1,000人分追加、新規の約600人分のMS情報)及び、約1,300人分の口腔マイクロバイオーム解析情報(新規)です。全てのデータに対して、付随情報として、基本情報(年齢、性別)、健康調査情報及び調査票(生活)による罹患歴情報が利用可能です。
これらの分譲対象となった情報及びそれらのカタログデータは、当計画の試料・情報関連ウェブサイト内、東北メディカル・メガバンク統合データベース dbTMM カタログにて、リリース2.0.1として公開されます。

この度のリリースには、特に大規模な呼気NO情報が含まれ、さまざまな呼吸器疾患の解明を目指すための重要な基盤となると期待されます。また、当機構で初めて口腔マイクロバイオーム解析情報を分譲対象とします。1,289人を歯垢と唾液を解析したもので、日本人で複数部位の口腔内マイクロバイオームを大規模で比較した初めての解析データとなります。近年、口腔内の状態と全身の疾患との関連を示唆する報告が多数あり、今後そうした関連の解明に重要な示唆を与えるデータとなることが期待されます。

今後もゲノム医療実現推進プラットフォーム事業が目指す国内のゲノム研究基盤の整備として、解析の進捗に伴い分譲対象数を増やしていくとともに、付随情報の拡張による情報の充実化を図って参ります。

地域支援大崎センターでの来所による調査を一時休止します(4月3日~)

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宮城県内での新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、当機構が実施する地域支援センターへの来所による調査(MRI調査も含む)を以下の通り、一部で休止するなどの措置を行います。

【変更内容】
地域支援大崎センターへの来所による調査を4月3日(金)より休止いたします。ご予約いただいている方には、センターよりご連絡いたします。
●その他の県内6か所の地域支援センター(仙台・多賀城・岩沼・白石・石巻・気仙沼)への来所による調査は、換気や消毒などの十分な対策を取った上で、通常より人数を限定して実施いたします。
●脳と心の健康調査(MRI調査)は、換気や消毒などの十分な対策を取った上で人数を通常より限定して実施いたします。
●調査に対するバス送迎は当面実施しません。

※4月3日~4月7日の期間に地域支援大崎センターでの調査をご予約されている方々へは、個別にご連絡を差し上げています。
※予約者ご本人および同居のご家族等に、新型コロナウイルス感染が疑われる症状がある場合、または直近の2週間以内に海外渡航歴がある場合、来所をお控えいただき、十分な期間を置いた上で改めて予約をお願いいたします。

【地域支援センターで行っている感染対策】
●手指消毒液の設置
●職員のマスク着用
●使用している器具等の消毒
●参加者の方々同士で一定の距離をとること
など

今後、状況に応じて対応を変更することもございます。その際は改めて、本ウェブサイト、SNS等でお知らせいたします。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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ゲノム解析室 技術補佐員 募集(5/15締切)

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募集人員:1名

採用予定日:採用決定後できる限り早い時期(令和2年5月1日以降)

職務内容:主にヒトを対象としたゲノム解析のための技術補助(溶液の調整、試料の分注、機器の簡単な操作、データ管理など)

応募条件:
1. 理系大学卒業者、もしくは同等の能力を有する方。
2. 基本的なPC操作(Word, Excel, 電子メール)を習得されている方。
3. 生物実験・化学実験の補助業務の経験の有る方が望ましい。

提出期限:令和2年5月15日(金)
※書類審査は適宜行います。適任者が見つかり次第公募を締め切ります。

詳細は公募要項をご覧ください。
履歴書はこちらからダウンロードしてください。

問合せ先

待遇等:総務係 円谷 電話022-728-3964
職務内容:ゲノム研究室 勝岡 電話022-273-6214

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