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平良摩紀子助教が東京大学に所属時に参画した研究成果がNature Genetics誌に掲載されました

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ゲノム解析部門の平良摩紀子助教が東京大学に所属時に参画した研究成果が国際科学誌Nature Geneticsに掲載されました。
東京大学で行われた本研究は、ヒトゲノムの中でCGGという3つの塩基の並びが、異常に長く繰り返されることが、別々の3種類の疾患で共通した原因となっていることを解明したものです。

書誌情報

タイトル:Noncoding CGG repeat expansions in neuronal intranuclear inclusion disease, oculopharyngodistal myopathy and an overlapping disease
著者名:Hiroyuki Ishiura, Shota Shibata, Jun Yoshimura, Yuta Suzuki, Wei Qu, Koichiro Doi, M. Asem Almansour, Junko Kanda Kikuchi, Makiko Taira, Jun Mitsui, Yuji Takahashi, Yaeko Ichikawa, Tatsuo Mano, Atsushi Iwata, Yasuo Harigaya, Miho Kawabe Matsukawa, Takashi Matsukawa, Masaki Tanaka, Yuichiro Shirota, Ryo Ohtomo, Hisatomo Kowa, Hidetoshi Date, Aki Mitsue, Hiroyuki Hatsuta, Satoru Morimoto, Shigeo Murayama, Yasushi Shiio, Yuko Saito, Akihiko Mitsutake, Mizuho Kawai, Takuya Sasaki, Yusuke Sugiyama, Masashi Hamada, Gaku Ohtomo, Yasuo Terao, Yoshihiko Nakazato, Akitoshi Takeda, Yoshio Sakiyama, Yumi Umeda-Kameyama, Jun Shinmi, Katsuhisa Ogata, Yutaka Kohno, Shen-Yang Lim, Ai Huey Tan, Jun Shimizu, Jun Goto, Ichizo Nishino, Tatsushi Toda, Shinichi Morishita & Shoji Tsuji
掲載誌:Nature Genetics
Published: 22 July 2019
DOI:10.1038/s41588-019-0458-z

 

関連リンク

別々の3疾患に共通する原因がヒトゲノムCGG塩基の繰り返し配列の異常伸長であることを解明(東京大学HP プレスリリース)


東北大学オープンキャンパス2019に参加します(7/30~7/31開催)

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東北大学オープンキャンパス2019が、7月30日(火)と7月31日(水)の2日間開催されます。東北メディカル・メガバンク機構は、昨年に引き続き、見学ツアー・展示を行います。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

詳細
【見学ツアー】

スーパーコンピュータや次世代シークエンサーなど、最先端のゲノム医科学施設を見学することができます。参加希望の方は、当日、医学科案内ツアー受付(医学部1号館1階北側入口)で申し込んでください。

日時:7月30日(火) 9:30~、13:30~
   7月31日(水) 10:30~
    *計3回、各回定員15名(先着順)

【展示】

展示「ATGCナノの旅」
スリーエム仙台市科学館で常設展示されている「ATGCナノの旅」と同様の展示物を使用をして、ヒトの体の細胞、染色体について、またDNAやゲノムなどについて、視覚的に分かりやすい解説で紹介します。

日時:7月30日(火)と7月31日(水) 9:00~16:00
会場:東北大学 東北メディカル・メガバンク棟1階 アトリウム

お問合せ

東北大学東北メディカル・メガバンク機構 広報戦略室
仙台市青葉区星陵町2-1 TEL:022-717-8078 FAX:022-717-7923
E-mail:info*megabank.tohoku.ac.jp(*を@に変えてください)

関連リンク

医学部・医学系研究科オープンキャンパス
東北大学オープンキャンパス

地域支援大崎センター 保育士 募集(8/30 締切)

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募集人員:1名

採用予定日:採用決定後できる限り早い時期(令和元年10月1日以降)

職務内容:地域支援大崎センターにおける、乳幼児の保育業務及び付帯業務

応募条件:保育士または幼稚園教諭の免許を有する方
※再就職者、未経験の方も歓迎いたします。

勤務時間等:
・勤務日:週4~5日、一週間当たり28時間勤務
※主にセンター開所日の勤務となり、土、日、祝日を含みます。
・勤務時間:8:30~17:15(昼休憩 12:00~13:00)の間の1日3~7時間程度
※勤務日・勤務時間は相談に応じます。

勤務地:地域支援大崎センター
※他支援センター等の応援業務があります。

提出期限:令和元年8月30日(金)

詳細は公募要項をご覧ください。
履歴書はこちらからダウンロードしてください。

問合せ先

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 
 待遇面: 総務係         電話 022-728-3964
 職務内容:地域支援大崎センター  電話 0229-87-5981

関連リンク

東北大学オープンキャンパス2019に参加しました

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2019年7月30日と31日の二日間、東北大学オープンキャンパス2019が開催され、星陵キャンパスには、中高校生を中心に二日間でおよそ6千人の方々が来場されました。

ToMMoは、スリーエム仙台市科学館で常設展示されている「ATGCナノの旅」やこれまでの事業活動をご紹介するニュースレターを展示しました。また、少人数のグループで大学の研究室を見学して回る「医学科案内ツアー」の一環で、スーパーコンピュータ室やシークエンサー施設、バイオバンク室の施設を1時間弱で巡るToMMoの見学ツアーを二日間で3回行いました。参加者の皆さまは、ToMMoが行うコホート調査や未来型医療について簡単な説明の後、各施設を見学し、施設の担当者からは設備の仕様やゲノム解析方法などの説明を受けられました。ToMMoの教員からは、「若いみなさんが10年後くらいにお医者さんや研究者になったなら、ぜひToMMoのデータやバイオバンクを利用してほしい」と伝えられました。

ToMMoのコホート調査について説明を受けられる様子

バイオバンク室を見学する様子

関連リンク

東北大学オープンキャンパス2019に参加します(7/30~7/31開催)

未知のなかば「未知先案内人」を更新しました

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東北メディカル・メガバンク Webサイトでは、読み物コンテンツ「未知のなかば」を連載しています。

この「未知のなかば」の「未知先案内人」を更新しました。「未知先案内人」は、ToMMo のメンバーの人物像を伝えるインタビューコーナーです。

第8回 「好きなことを仕事に」 とは言うけれど

今回は、オミックス解析室長のゲノム解析部門 小柴 生造 教授 をインタビューしています。

どうぞご覧ください。

内閣官房健康・医療戦略室と文部科学省の皆さまが来訪されました

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2019年7月25日、内閣官房健康・医療戦略室より、城 克文次長、渡辺 その子次長、古元 重和参事官をはじめとする6名、文部科学省研究振興局ライフサイエンス課より仙波 秀志課長ら2名の方に東北メディカル・メガバンク棟を来訪いただきました。
ご到着後、山本 雅之機構長から機構の概要説明が行われた後、アレイ解析室、スーパーコンピュータ室、バイオバンク室など一連の施設を視察いただきました。

アレイ解析室をご視察の様子

バイオバンク室をご視察の様子

ToMMo内施設スーパーコンピュータ室にて集合写真

関連リンク

内閣官房健康・医療戦略室の皆さまと鎌田光明東北厚生局長が来訪されました

内閣官房健康・医療戦略室と文部科学省の皆さまが来訪されました

「いい日・いい汗栄養まつり」に出展しました

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2019年8月4日、ホテル法華倶楽部仙台で開催された「第16回 いい日・いい汗栄養まつり」にブース出展し、昨年に引き続き、希望者に尿ナトカリ計を用いて塩分と野菜・果物のバランスを測定をしました。当日はおよそ60人の方がナトカリ比測定を希望され、「ナトカリ比を測ることができてよかった」というお声もいただきました。

塩分と野菜・果物のバランスについて説明をする様子

関連リンク

「いい日・いい汗栄養まつり」に出展します(8月4日)

一般社団法人 情報サービス産業協会の方々16名様がToMMoを来訪されました

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2019年8月5日、一般社団法人 情報サービス産業協会の方々16名様がToMMoを来訪されました。木下副機構長らからToMMoの概要説明が行われ、その後活発な意見交換が行われました。またアレイ解析室やスーパーコンピュータ室、地域支援仙台センターなどの施設をご視察いただきました。

スーパーコンピュータ室ご視察の様子

一般社団法人 情報サービス産業協会の皆さまと記念撮影


未来型医療創成センター 学術研究員または技術補佐員 募集(8/30締切)

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職名:学術研究員または技術補佐員

募集人員:1名

採用予定日:令和元年10月1日(応相談)

職務内容:
(学術研究員)
 薬品反応性の遺伝的個人差解析研究
(技術補佐員)
 医薬品反応性の遺伝的個人差解析研究のための技術補佐
 試薬調製、細胞培養、器具洗浄、データ整理、資料作成等

応募資格:
(学術研究員)
1.理系大学卒業者あるいは理系大学院(修士・博士)修了者
2.実験や検査の経験必須
(技術補佐員)
1.大学・専門学校卒以上
2.基本的なPC操作(ワード、エクセル、パワーポイント等)を習得していること
3.実験や検査の経験があることが望ましい

提出期限:令和元8月30日(金)必着
適任者が見つかり次第締め切る場合があります。

詳細は公募要項(学術研究員技術補佐員)をご覧ください。

履歴書はこちらからダウンロードしてください。

問合せ先

東北大学 未来型医療創成センター 事務室
電話:022-274-2371

関連リンク

 

夏季休暇期間中のお問い合わせ窓口電話受付時間について(2019/8/10~2019/8/18)

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夏季休暇期間中、一部お問い合わせ窓口の電話受付を変更いたします。
ご不便をおかけしますが、ご了承下さいますようお願い申し上げます。

  夏季休暇期間中の電話受付
三世代コホート室
(TEL: 022-718-5162)
8/10-18まで電話対応不可
その他 通常通り

6万7千人分の生体試料・情報の分譲を開始 ‐食事などの生活情報から検査値まで幅広い情報を網羅‐【プレスリリース】

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発表のポイント

・ 東北メディカル・メガバンク計画は、長期健康調査によって得られた約6万7千人分の生体試料・情報の分譲を開始します。今回新たに分譲対象となるのは、当計画の地域住民コホート調査に特定健診共同参加型で参加された方全員のベースライン調査の生体試料とデータであり、これまでで最大のデータセットになります。
・ 分譲対象の試料はDNA・血漿・血清・尿、情報は調査票情報・血液と尿の検査情報・特定健診情報です。特に調査票情報は、食事、喫煙、飲酒、こころの健康など多岐にわたります。
・ 約6万7千人分もの幅広い情報を多くの研究者が利用できるようになり、個別化予防等、次世代医療の実現の加速が期待されます。

内容

東北メディカル・メガバンク計画は、地域住民コホートのベースライン調査のうち、2013年から2015年にかけて主に特定健康診査会場にて調査にご協力いただいた方々の試料(DNA、血漿、血清、尿)・調査票情報・検体(血液・尿)検査情報・特定健康診査情報の分譲を開始します。被災の程度などの参加者の特性・生活習慣・検査情報の分析を可能にします。
今回新たに分譲対象とするのは約6万7千人分のデータであり、喫煙・飲酒・身体活動等の基本情報に加え、こころの健康、睡眠、被災の影響、特定健康診査項目、血液・尿のデータが含まれています。多様かつ精度の高い分析が可能になることから、被災地における健康課題の抽出と対応策の検討、そして一人ひとりの体質に合わせた予防法の検討に活用いただけると考えています。
この情報は国内の疫学研究としても最大規模であり、これらの大規模データを広く活用いただくことは我が国の疫学研究の発展に貢献すると考えています。
新規に分譲する項目として、食事に関する頻度情報があります。この情報により、食事摂取頻度と検査データの関連を調べることが可能になります。
この約6万7千人分の大規模なデータは、所定の手続きの後、統合データベースdbTMMを通してさまざまな条件で検索してデータを閲覧することができます。また、分譲申請を経たうえで、分譲された試料や情報を用いた解析研究を行うことができます。分譲する試料・情報は個人の特定ができないよう匿名化されています。なお、調査で得られた試料・情報は、匿名化したうえで他研究機関に分譲可能なようインフォームド・コンセントを取得しております。

プレスリリース詳細(PDF)

今回新たに分譲対象となったもの

時期 分譲対象
2019年8月
分譲開始
地域住民コホート 特定健診共同参加型の対象者のベースライン調査の試料(DNA、血漿、血清、尿)及び情報
基本情報(年齢・性別)
健康調査情報(検体検査情報、調査票(生活・食)情報、特定健康診査情報)
※ただし、自由記載の項目は除外する
※ゲノム配列情報は今後追加予定
約6.7万人

各変数の統計量は、統合データベースdbTMMカタログで閲覧いただけます。
各変数のデータは、統合データベースdbTMMで閲覧いただけます。

文部科学省 科学技術・学術政策局より角田喜彦科学技術・学術総括官らがToMMoを来訪されました

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2019年8月8日、文部科学省 科学技術・学術政策局より、角田 喜彦科学技術・学術総括官らが東北メディカル・メガバンク機構を来訪されました。

山本機構長、呉副機構長、布施副機構長らより機構の概要を説明したのち、アレイ解析室およびスーパーコンピュータ室、バイオバンク室、地域支援仙台センター、仙台子どもけんこうスクエアを視察されました。仙台子どもけんこうスクエアは「夏の子ども祭り」の期間中で、親子連れのご協力者に多数来所いただいており、お子さまが受けるさまざまな検査の様子をご覧いただきました。

地域支援仙台センターをご視察の様子

スーパーコンピュータ室にて記念撮影(左から布施副機構長、呉副機構長、角田科学技術・学術総括官 、小田人材政策課課長補佐、山本機構長)

 

姫路市より清元秀泰市長はじめ職員の皆さまら5名がToMMoを来訪

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2019年年8月14日、兵庫県姫路市より清元秀泰市長はじめ職員の皆さまら5名が当機構に来訪されました。姫路市は震災後より宮城県石巻市にのべ100名以上の応援職員を派遣しており、今回は現地視察で県内を訪れ、その際に当機構にもお立ち寄りいただきました。また、清元市長は2018年まで当機構の教授を務め、地域支援気仙沼センター長などを歴任、震災直後には医師として石巻赤十字病院で医療支援に当たるなど活躍されました。

一行は山本機構長より概要説明を受けたのち、スーパーコンピュータ室、バイオバンク室、地域支援仙台センター、仙台子どもけんこうスクエア、アレイ解析室などを視察されました。清元市長は東北で経験したことを活かし、姫路市でも積極的に取り組んでいきたいと語りました。

嗅覚と遺伝子多型、嗅覚と脳画像・認知機能に関するアドオンコホートを開始【プレスリリース】

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発表のポイント

・ 嗅覚テストと遺伝子多型及び嗅覚と脳画像・認知機能に関するアドオンコホートを開始します。
・ 2020年3月までに総計2,000人のご協力を得て、嗅覚と遺伝子、嗅覚と認知機能・脳画像の関連について解析します。

内容

東北大学東北メディカル・メガバンク機構は株式会社豊田中央研究所との共同研究で、嗅覚テストと遺伝子多型及び嗅覚と脳画像・認知機能に関するアドオンコホートを開始します。
本研究の対象は、当機構が実施している「脳と心の健康調査」(MRI撮像等を行う調査)に既に参加されている方々のうち、本研究に対する協力に同意してくださった方で、2019年8月から2020年3月までに、総計2,000人のご協力を得たいと考えています。
嗅覚をはじめとする感覚特性には個人差があることが知られていましたが、当機構の日本人全ゲノムリファレンスパネルを用いた株式会社豊田中央研究所との共同研究により、日本人特有の嗅覚受容体遺伝子多型を特定し、細胞レベルの実験で遺伝子多型の反応性に違いがあることを明らかにしてきました。そこで実際に嗅覚と遺伝子多型にも関連があるかにつき評価をすることを計画しました。また、嗅覚と認知機能・脳画像の関連も報告されつつあり、嗅覚検査の結果と脳画像所見・認知機能テストの結果も併せて解析する予定です。
本研究では、嗅覚に関する情報を、参加者の方に所要約10~15分程度の嗅覚テストを受けていただくことで収集します。参加者の方々は、既に東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査に参加されており、また、「脳と心の健康調査」にも参加されていることから、嗅覚テストの結果は、すでに協力いただいている遺伝子情報・認知機能情報・脳画像情報などと併せて解析される予定です。

嗅覚テスト機器

プレスリリース詳細(PDF)

コホート調査で重要な役割を担うToMMo GMRC教育に係る論文がBMC Medical Education誌に掲載されました

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この度、東北メディカル・メガバンク機構ゲノム・メディカルリサーチコーディネーター(ToMMo GMRC)教育に係る論文がBMC Medical Education誌に掲載されました。
ToMMo GMRCは、東北メディカル・メガバンク計画で実施するコホート調査において、インフォームド・コンセントの取得、生体試料の収集、生理学的検査の実施等、重要な役割を担っています。本論文では、当機構で独自に開発したToMMo GMRC教育プログラムの詳細、及びToMMo GMRCを対象としたアンケート調査にもとづくその評価結果を報告しました。数週間に渡る統一的な教育プログラムを用いたコホート調査やバイオバンク構築を支援する人材の育成は、世界的に見てもユニークな取り組みであり、他の研究プロジェクトにおいても役立つものと考えられます。
現在も本教育プログラムにより養成された150名以上のToMMo GMRCが詳細二次調査に従事しており、得られた成果が、我が国のゲノム医療の発展に貢献することが期待されています。

書誌情報

タイトル:A training and education program for genome medical research coordinators in the genome cohort study of the Tohoku Medical Megabank Organization
著者名:Mika Sakurai-Yageta, Hiroshi Kawame, Shinichi Kuriyama, Atsushi Hozawa, Naoki Nakaya, Fuji Nagami, Naoko Minegishi, Soichi Ogishima, Takako Takai-Igarashi, Inaho Danjoh, Taku Obara, Mami Ishikuro, Tomoko Kobayashi, Yayoi Aizawa, Rino Ishihara, Masayuki Yamamoto, Yoichi Suzuki
掲載誌:BMC Medical Education
Published: 02 August 2019
DOI: 10.1186/s12909-019-1725-5

 

関連リンク

人材育成と進学ガイド


Ewan Birney 先生(EMBL-EBI所長, GA4GH Executive Committee Chair)によるセミナーを開催いたします(8/22)

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EMBL-EBI (European Bioinformatics Institute)の所長で、GA4GHのExecutive Committee ChairであるEwan Birney先生によるセミナーを開催いたします。

GA4GHは、国際的なハーモナイゼーションのなかで効率的で責任あるゲノムデータや臨床データの共有を進め、ゲノム医療を実現するための国際的なコミュニティで、国内外の多数の研究機関や企業などが加入しており、ToMMoも加入しています。また、AMEDはGEM JapanとしてGA4GHに参画することになり、2019年3月には第1回のワークショップを仙台で開催しました。さらに、7月にToMMoで開催されたToMMo-NHRI Conferenceにおいては、GA4GHの事務局長のPeter Goodhand氏によってData sharingからData visitingへのパラダイムシフトについて講演が行われております。

このパラダイムシフトを提唱しているEwan Birney先生は、バイオインフォマティクス、ゲノミクスの分野におけるビジョナリーのおひとりです。このたび、Ewan Birney先生にお越しいただき、下記の通りセミナーを開催することになりました。参加登録は不要です。是非ご参加下さい。

セミナー概要

日時:2019年8月22日(木)16:00〜16:45
場所:東北メディカル・メガバンク棟 3階大会議室
講演者:Ewan Birney 先生(EMBL-EBI所長, GA4GH Executive Committee Chair)
タイトル:”Big data in healthcare and biology”

 

関連リンク

The 5th ToMMo-NHRI Conference AsiaPacific Forum on Population Genomicsを開催しました

鎌田光明東北厚生局長らがToMMoを来訪されました

当計画の全体像を記した論文がJMA Journal誌に掲載されました

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東北メディカル・メガバンク計画は、コホート調査、バイオバンク、ゲノム・オミックス解析など非常に多様な要素を持った計画ですが、その全体像を記した論文が、日本医師会が発行する英文誌JMA Journal誌の9月号に掲載が決まり、ウェブ版に先行公開されました。

本論文の概要

東北メディカル・メガバンク計画は、東日本大震災からの医療の創造的復興を目的として開始された、健常者を対象とするゲノムコホート及び複合バイオバンクを構築するプロジェクトである。第一段階では、地域住民コホート約8万人と三世代コホート約7万人の参加者を募り、計15万人の生体試料(血液、尿、DNA等)と健康情報を複合バイオバンクとして格納している。最新の解析基盤を駆使することにより、これらの試料・情報にゲノム、オミックス等の解析情報等を付帯して分譲する体制を構築した。
次世代医療、個別化医療を目指したゲノム解析戦略は、高精度のゲノム参照パネルの構築とそれに基づく日本人向けにカスタマイズしたDNAアレイ(ジャポニカアレイ)を作成し、まず15万人の遺伝子をタイピングすることである。これらに基づき、倫理的、社会的、法的問題を考慮しながら、第二段階では、家族性高コレステロール血症をターゲットとして遺伝情報回付を行った。我が国のゲノム研究、個別化医療の基板形成に向けて計画を進めている。

書誌情報

タイトル:Establishment of Integrated Biobank for Precision Medicine and Personalized Healthcare: The Tohoku Medical Megabank Project
著者名:Nobuo Fuse, Mika Sakurai-Yageta, Fumiki Katsuoka, Inaho Danjoh, Ritsuko Shimizu, Gen Tamiya, Fuji Nagami, Hiroshi Kawame, Shinichi Higuchi, Kengo Kinoshita, Shigeo Kure,  Masayuki Yamamoto
掲載誌:JMA Journal
Advance Publication: August 6, 2019
DOI: 10.31662/jmaj.2019-0014

 

関連リンク

主な成果のご紹介> 論文> 主な論文

EMBL-EBI所長, GA4GH Executive Committee ChairのEwan Birney先生が来訪されました

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2019年8月22日(木)、EMBL-EBI (European Bioinformatics Institute)の所長で、GA4GHのExecutive Committee ChairであるEwan Birney先生が当機構を来訪されました。山本機構長との懇談後、アレイ解析室、地域支援仙台センター、バイオバンク室、スーパーコンピュータ室、そして統合データベースdbTMMのデモをご覧になりました。

また、”Big data in healthcare and biology”と題した講演会を行い、ゲノムに基づく医療が研究からヘルスケアにシフトしていること、その間のギャップをどう解消してゆくか、そのための標準化の重要性について講演されました。

 

関連リンク

Ewan Birney 先生(EMBL-EBI所長, GA4GH Executive Committee Chair)によるセミナーを開催いたします(8/22)

2019年度 未来型医療創造卓越大学院プログラムに参画しています

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東北大学は2018年度に卓越大学院プログラムに採択されましたが、
その「未来型医療創造卓越大学院プログラム」(プログラムコーディネーター:医学系研究科 中山啓子教授)に、東北メディカル・メガバンク機構も参加しています。

文理さまざまな研究科に所属する大学院生が、3名ずつのグループで1週間にわたり、当機構の多様な活動を学んでいます。櫻井美佳准教授の研究室では、実験を通じた講義をプログラムに所属する大学院生に行っています。唾液からのDNA抽出や、遺伝型判定の実験の実際を体験しました。(写真1・2)

本プログラムでは、2019年4月から始まり、本日までの間に(または8月末までに)6組の学生が受講しました。また2019年10月より新たなプログラムを開始するにあたり、新規候補生の募集をしています。(募集詳細はこちら

(写真1)櫻井准教授(手前)の指導を受けながら実験に臨む学生

(写真2) 糸状になったDNAを竹串ですくい上げる様子

関連リンク

未来型医療創造卓越大学院プログラム

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