ゲノムプラットフォーム連携センターの主催による第18回 ゲノム・オミックス連携推進セミナーを、下記の通り開催致します。オープンなセミナーですので、学外、学生の方々を含め、ご興味のある方はどなたでもご参加いただけます。
詳細
【日時】2月21日(木)15:00~16:30
【場所】東北メディカル・メガバンク棟 3階大会議室
【講師】太田 博樹 先生
北里大学 医学部 解剖学研究室 准教授
【演題】縄文人ゲノム解読への道のり
セミナー要旨
古い生物遺物からDNAを取り出し遺伝情報を分析する研究は、1980年代に始まった。この「古代DNA分析」という分野は、PCR法の発明、自動シークエンサによるサンガー法の汎用化、次世代シークエンサの誕生といった技術的な画期に伴い発展し、現在は「古代ゲノム学」としてヨーロッパを中心に独自の展開を示している。生きている生物の組織や血液から得られるDNAと違い、古代DNAは自然条件下で化学修飾を受け、断片化し、分子数の減少という“三重苦”を背負っている。本セミナーでは、演者が1990年代に分析した弥生人骨のDNA分析から、昨年Science誌に発表した縄文人骨の全ゲノム・ドラフト配列決定の達成まで、国内外の研究動向を紹介し、古代ゲノム解析により明らかになってきた東ユーラシア人の集団史について概説する。
問い合わせ先
東北メディカル・メガバンク機構
ゲノムプラットフォーム連携センター 木下、田宮、櫻井
連絡先: seminar*gpc.megabank.tohoku.ac.jp
(*を@に変えて下さい)
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