10月14日(土)、東京大学工学部で、一般社団法人日本アンチ・ドーピング研究コンソーシアム シンポジウム2017が開かれました。シンポジウムには、日本のスポーツ界の関係者を中心に100名程度が参加し、山本機構長がエリスロポエチンを誘導する物質を最新鋭のメタボローム解析を駆使して解析した研究成果について講演しました。
シンポジウムでは、ほかに世界アンチ・ドーピング機関(World Anti-Doping Agency, WADA) のSenior Executive Director、Olivier Rabin氏と日本アンチ・ドーピング機構 鈴木秀典会長による基調講演や、東北大学と共に日本アンチ・ドーピング研究コンソーシアムを構成する東京大学・筑波大学・日本医科大学による研究発表、パネルディスカッションが行われました。
Rabin氏の基調講演では「Anti-Doping Science : challenges and perspectives」と題して、アンチ・ドーピングの歴史的な経緯を振り返りながら、非常に日は浅いながら、多様な展開がされていることなどを紹介しました。鈴木会長は「アンチ・ドーピング科学への日本の貢献」と題して日本がWADA創立以来のメンバーとして果たしてきた貢献について紹介しました。
当機構は、日本におけるアンチ・ドーピング研究を促進するために2017年1月に設立された日本アンチ・ドーピング研究コンソーシアムに協力しています。