東北メディカル・メガバンク機構の 小原拓准教授 らの妊婦の医薬品・サプリメント使用実態についての論文が Pharmacy誌 に掲載されました。
この論文は、環境省「環境と子どもの健康に関する全国調査(エコチル調査)」に参加した日本全国の約10万人の妊婦を対象とし、妊婦における薬使用の実態を調査した結果、妊娠前・妊娠中の半数以上が医薬品・サプリメントを使用していることを明らかとしたものです。
今後、妊娠中の医薬品・サプリメント使用が新生児にもたらす影響について、研究が進むことが期待されます。
なお、この研究の成果は東北大学大学院医学系研究科よりプレスリリースとして発表されています。
[プレスリリース]妊婦の医薬品・サプリメント使用実態を調査
【掲載論文】
Drug Use before and during Pregnancy in Japan: The Japan Environment and Children’s Study
「日本人妊婦の医薬品・サプリメント使用:エコチル調査」
著者:Hidekazu Nishigori, Taku Obara, Toshie Nishigori, Hirohito Metoki, Mami Ishikuro, Satoshi Mizuno, Kasumi Sakurai, Nozomi Tatsuta, Ichiko Nishijima, Ikuma Fujiwara, Takahiro Arima, Kunihiko Nakai, Nariyasu Mano, Shinichi Kuriyama, Nobuo Yaegashi and Japan Environment & Children’s Study Group
Published: 10 April 2017
doi: 10.3390/pharmacy5020021