2017年5月18日、知のフォーラムの一環として東北大学 加齢医学研究所で開催されたシンポジウム「AGING SCIENCE: from molecules to society」のトピック2「Bioinformatics & Preventive Medicine」のHuman genome and basic mechanisms of Alzheimer’s diseaseにて山本雅之機構長と 木下賢吾 副機構長が講演しました。
山本機構長は、震災後の仙台の状況、津波被災地には若手医師が不足していた事、東北メディカル・メガバンク計画が発足した当時の様子を話しました。また東北に先端医療を作ろうと着想して、先端医療とは何かを突き詰めるとゲノム解析事業が必須であると考えたことを語りました。会場から、コホート調査参加者に対して、調査に関連して得られた知識をどう還元しているかという質問を受け、山本機構長は遺伝情報の回付に関するパイロット研究を一例として解説しました。
木下副機構長は東北メディカル・メガバンク計画のゲノム・オミックス解析戦略の概要を語り、日本人の全ゲノム解析の進捗や公開データベースによるデータシェアについてお話ししました。参加者からジャポニカアレイ®の遺伝子型インピュテーションについてお尋ねがあり、木下副機構長が詳細を説明しました。