東京大学大学院法学政治学研究科の米村滋人教授が編集し、当機構の長神風二特任教授が執筆に参加した『生命科学と法の近未来』が出版されました。
本書は、生命科学の営みを、いかなる法制度として確立すべきか―民法・刑法・行政法・法理学等、法学からの幅広い検討に加え、医学、生命科学、生命倫理学の分野からも広範に検討。生命科学の課題を的確に捉え、適正かつ安定的な発展に向けて、今後の方向性を提示したものです。是非ご覧ください。
書籍情報
【書名】生命科学と法の近未来
【著者】米村滋人
【出版社】信山社
【ISBN】 9784797288056
【判型・頁】A5変・248ページ
【定価】5,800円(消費税等別)
【出版日】2018年3月30日
目次より抜粋
第10章◇大規模ゲノム解析・バンク事業に関する課題――近年、勃興している新規課題を中心に〔長神風二〕
Ⅰ はじめに―本稿で取り上げる課題の整理
Ⅱ 背景――大規模ゲノム解析、バイオバンク、分譲そしてインフォームド・コンセント
Ⅲ 検討①――複数機関によって同一検体由来の解析結果が発表・共有される可能性からくる課題
Ⅳ 検討②――診療との境界の課題
Ⅴ 課題を通じて
Ⅵ 終わりに