第5回東北メディカル・メガバンク(TMM)計画合同研究会が開催されました

2023年11月28日（火）、第5回TMM計画合同研究会がハイブリッド形式（現地開催 + オンライン開催）で開催されました。当日は、ToMMoおよびIMMの関係者ほか、東北大学の他研究科、文部科学省やAMEDなどからもご参加いただき、200名を超える皆さまにご参加いただき盛会のうちに終了しました。

冒頭、開会の挨拶では山本雅之ToMMo機構長より、11年目を迎えたTMM計画の今後の展望を述べられるとともに、『これからもお互いに「尊敬と友情」の気持ちを持って協力して本計画を盛り上げていこう』というお言葉がありました。

講演セッション１「コホート事業の成果と展望」では、IMM 西谷直之教授、ToMMo 石黒真美講師、ToMMo 小暮真奈講師が登壇し、第３段階に入った東北メディカル・メガバンク計画のコホート事業のこれまでの進捗と今後の方針が報告されました。

講演セッション２「ゲノム・オミクス解析の最前線」では、ToMMo 田宮元教授、IMM小巻翔平講師、INGEM 齋藤さかえ講師が登壇し、ToMMo・IMMで行われているGWAS解析、エピゲノム解析、メタゲノム解析に関しての最前線の研究結果が報告されました。

講演セッション３「未来型医療に向けたデータ利活用」ではToMMo 荻島創一教授、ToMMo 李賓助教、IMM 徳富智明講師が登壇し、健康調査で収集されたデータの統合、クリニカルバイオバンクの運営、リスク回付コホート調査の進捗などに関して報告されました。

ポスターセッションでは39演題の発表が行われました。優秀ポスター賞としてToMMo松原博子助教とIMM菅原敦子さん（GMRC）が両機構長より表彰を受けました。

閉会の挨拶では佐々木真理IMM機構長より、『東北メディカル・メガバンク計画に関わる様々な業種の人々が職種を超えて白熱した討論を繰り広げた有意義な研究会であった』と総括するお言葉があり、本研究会は無事締めくくられました。