公益財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団が主宰する「食創会~新しい食品の創造・開発を奨める会」は第27回安藤百福賞を発表し、山本 雅之機構長が優秀賞を受賞しました。
食創会は、食科学の振興ならびに新しい食品の創造開発に貢献する独創的な研究者、開発者およびベンチャー起業家を表彰する「安藤百福賞」表彰事業を1996年から実施しています。表彰式は2023年3月7日に開催されます。
なお、若手研究者等を対象とした「発明発見奨励賞」には、当機構のToMMoクリニカルフェローを務めていた三島 英換医師も選ばれています。
受賞内容
安藤百福賞 優秀賞:山本 雅之(東北大学大学院医学系研究科・教授)
受賞テーマ:植物栄養素ファイトケミカルによる抗酸化生体防御作用の分子メカニズム解明
受賞内容:
エネルギー源の食物と酸素が内包する毒作用に対する生体防御システムを研究し、酸化ストレスと環境発がん物質のセンサーであるKEAP1と、その指令に応答する転写因子NRF2を発見した。このKEAP1-NRF2制御系が生体防御において中心的役割を果たし、 KEAP1-NRF2制御系の機能障害がさまざまな疾患の源になることを発見、NRF2活性制御が疾患の予防と治療に有効であることを立証した。さらに、ブロッコリー新芽に含まれる成分スルフォラファンなどの植物栄養素ファイトケミカルがNRF2を活性化する仕組みを解明するなど食育推進への社会貢献も高く評価できる。
関連リンク
2022年度食創会「第27回 安藤百福賞」冨田 勝氏(慶應義塾大学 先端生命科学研究所・所長、環境情報学部・教授)が大賞を受賞(公益財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団HP)
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