今回はINGEMの若手教員2名が講演しました。
初めに岡村 容伸 助教(クリニカルシークエンスグループ・ToMMoゲノム解析部門兼務)が『大規模ゲノム解析を支える情報解析インフラ整備』をテーマに講演しました。
生命情報科学が専門の岡村先生は、当センターにおいてはゲノム解析研究の推進、および基盤となるゲノム関連情報の整備に取り組まれています。講演では、東北メディカル・メガバンク計画スーパーコンピュータの大幅なシステム拡張(2022年4月)についての内容を中心に話があり、どのような要件を考慮して設計方針を立てたか、そして導入したワークフロー管理システムについて話がありました。
次に井上 仁 助教(生体高分子構造解析グループ・ToMMoゲノム解析部門兼務)が、『クライオ電子顕微鏡によるアミノ酸代謝酵素の立体構造解析』をテーマに講演しました。
タンパク質の生化学・構造生物学が専門の井上先生は、当センターでは最先端の解析手法と機器を活用した生体分子の立体構造解析、機能解明に取り組まれています。講演では、生体高分子構造解析グループが中心となり運用しているクライオ電子顕微鏡によるタンパク質の立体構造解析の解析事例について話がありました。
ハイブリッド形式で開催したセミナーには、ToMMo、INGEMの研究者や医学系研究科の学生を中心に50名を超える参加があり、質疑応答では活発な意見が交わされました。
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