ToMMoは、東北メディカル・メガバンク統合データベース「dbTMM」を開発しました。これは、大規模ゲノムコホート調査由来の、健康調査及び全ゲノム配列情報を含む生体試料の解析情報(基本属性情報、調査票情報、生理学検査情報、検体検査情報、ゲノム・オミックス情報、診療情報、MRI画像情報等)を世界で初めて統合するものです。
「dbTMM」により、宮城県の地域住民コホート参加者1,070人分の基本属性情報、健康調査情報、全ゲノム配列情報を最初のリリースとして制限付公開を開始しました。「dbTMM」は、定められた登録・審査の手続きを経て、全国の研究者に利用されデータシェアリングの基盤となります。
「dbTMM」は、全ゲノム配列情報等に非常に強力な機能である、”大規模データ向け高速検索”や、”検索後層別化集団の統計学的自動特徴付け”等の新たな機能を備えています。精確な層別化と健康調査及び解析情報を統合したフェノタイピングの提供が可能になり、新たな医療としてのゲノム医療実現化の推進のプラットホームとして期待されます。
【参考1】東北メディカル・メガバンク統合データベース「dbTMM」概念図
【参考2】東北メディカル・メガバンク統合データベース「dbTMM」画面構成例
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