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妊娠高血圧症候群とお子さんの発達状況に関する論文がPregnancy Hypertension誌に掲載されました

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本研究では、三世代コホート調査を基に、妊娠高血圧症候群とその後のお子さんの発達状況を検討いたしました。
本研究の結果、妊娠中に加重型妊娠高血圧腎症を発症した妊婦さんから生まれたお子さんの2歳時点での自閉傾向の割合が高い可能性が示唆されました。加重型妊娠高血圧腎症は、妊娠20週以前から高血圧が認められ、かつ尿蛋白や臓器障害を伴う病型です。
日本ではほぼ全員のお子さんが乳幼児健診を受け、健康や発育・発達状況に応じてフォローされます。お子さんの発達を促す効果的な介入方法は確立途上ですが、早期の介入によって自閉症の症状の改善が認められた報告もあり、本研究の結果は、お子さんの自閉傾向の早期発見・早期介入の一助となる可能性があります。今後も発達状況のアセスメント方法と介入方法の検討が進められることが期待されます。

書誌情報

タイトル:Hypertension in pregnancy as a possible factor for child autistic behavior at two years old
著者名:Mami Ishikuro, Keiko Murakami, Fumiya Yokozeki, Tomomi Onuma,  Aoi Noda ,Fumihiko Ueno, Taku Obara, Shinichi Kuriyama
掲載誌:Pregnancy Hypertension
掲載日:28 May 2021
DOI:10.1016/j.preghy.2021.05.020

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