東北メディカル・メガバンク機構には3台の核磁気共鳴(NMR)装置(ブルカー・バイオスピン社製)があり、共用機器として大学内外の研究者が利用しています。また先端研究基盤共用促進事業のもと当機構の研究基盤の共用化を進めてきました。このたび、第四回目のNMR装置の利用講習会を開催いたします。
今回は当機構に新たに導入された最新のNMRシステム(TopSpin4)を用いて、低分子を対象とした測定法に関する講習会を行います。また今回は溶液NMRとしては東北大学で最も磁場強度の高い800MHz NMRを使用し、高磁場NMRにおける測定方法を講習します。日程としては、初期講習を初日に行うとともに2日目に中級講習を行います。具体的には、初期講習では溶液NMR測定の基本となる1次元NMRスペクトルの測定方法や、低分子の構造解析のための2次元NMR測定法等を行い、最後にサンプルチェンジャーの使用方法とこれを用いた多検体の自動測定法の説明を行います。2日目の中級講習では、拡散係数を測定するDOSY法や相互作用を観測するSTD法を行うと共に、時間があればnon-uniform samplingなどの測定法の講習を行います。日程は12月24日 (木)(初期講習(低分子の測定法1))と25日 (金)(午前:中級講習(低分子の測定法2)、午後は質問時間とします)の2日間となりますので、ご興味のある研究者の方は事務局(下記記載)までメールでご連絡頂けますと幸いです。また大学院生の参加も受けつけます(指導教員の許可を受けたうえ、誓約書に記載をお願いすることになります)。
なお、初期講習のみ、もしくは中級講習のみの参加も受け付けます。また、定員は6名程度(超過の場合は当機構で選考)とさせて頂きます。
詳細
「先端研究基盤共用促進事業 第四回 核磁気共鳴装置利用講習会」
機器:800MHz NMR装置 (Bruker AVANCE NEO 800MHz)
日時:(初期講習)12月24日 (木) 9:00~17:00
(中級講習)12月25日(金)9:00~14:00
場所:東北メディカル・メガバンク機構・3階小会議室
問合せ先
東北メディカル・メガバンク機構・先端機器共用促進事業 事務局
Email:kyoyo*megabank.tohoku.ac.jp(*を@に変えて下さい)
関連リンク
オミックス解析室設備案内
東北大学テクニカルサポートセンター
研究者の方々へ:各種サービス(設備利用・解析支援など)
先端研究基盤共用促進事業 第三回 核磁気共鳴(NMR)装置利用講習会のご案内(12/19,20)
先端研究基盤共用促進事業 第二回 核磁気共鳴(NMR)装置利用講習会(12/6,7)
先端研究基盤共用促進事業 第一回 核磁気共鳴(NMR)装置利用講習会(12/19,20)
The post 先端研究基盤共用促進事業 第四回 核磁気共鳴(NMR)装置利用講習会のご案内(12/24,25) first appeared on 東北メディカル・メガバンク機構.