2020年10月30日(金)、災害交通医療情報学寄附研究部門第3期中間報告会を開催致しました。今回は現況を鑑み、発表者及び一部の参加者は東北メディカル・メガバンク棟大会議室にて、それ以外の参加者は初の試みとしてYouTubeのオンライン配信による参加とし、100名を超える方々にご参加をいただきました。
同部門は、交通網と地域住民の健康との関わりの解明を研究目的に2013年に設立され、2018年12月に開催された第2期報告会に引き続き、研究進捗報告としての講演が行なわれました。
初めに、中谷友樹教授(東北大学大学院環境科学研究科 都市環境・環境地理学講座)が「交通環境を考慮した仙台市の生活環境指標の開発」と題して講演し、次に「被災後に肥満または不眠をきたす遺伝要因の解明~駅の近くに住むことは遺伝子を凌駕するか~」と題して栗山進一教授(三世代コホート室長)が、最後に「駅からの距離と肥満・歩数・活動量の関連に影響を与える交通手段について、詳細二次調査の情報を用いた分析」と題して寳澤篤教授(地域住民コホート室長)による講演が行われました。そして講演に続き、今年3月に行われた仙台市とのまちづくりに資する打ち合わせについての報告が、寳澤教授より行われました。
講演後には、東日本旅客鉄道株式会社人財戦略部健康経営ユニット次長 川上秀夫様と、仙台市健康福祉局保健衛生部健康政策課長 木村ミカナ様よりご講評をいただきました。川上様からは自然に健康になるまちづくりへの期待が込められ、木村様からは仙台市の生活習慣病予防へ役立てていきたいとのお言葉をいただきました。
これまでのご協力に深く感謝申し上げますとともに、今後とも同部門へのご支援ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
関連リンク
災害交通医療情報学寄付研究部門 第二期報告会が開催されました
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