2018年10月29日、Gazefinder(ゲイズファインダー)開発者のお一人である片山泰一教授(大阪大学大学院)を講師に迎え、詳細二次調査スキルアップ講習会「発達障害研究の最前線 Gazefinderの実施によって何がわかるのか?」を子どもコホートセンターが主催しました。当機構では昨年度より詳細二次調査が開始され、三世代コホート調査へ参加されているお子様の健康調査を実施しております。健康調査項目に社会性発達評価検査として「Gazefinder」を一部の地域支援センターで導入しています。「Gazefinder」は子どもの目線の動きを測定することにより、社会性の発達について評価する装置です。保護者と客観的な結果を共有し、子どもの発達への理解をサポートするツールとして活用がすすめられています。
本講習会は詳細二次調査に携わるスタッフのスキルアップを目的として開催されました。片山教授より開発の経緯、実際の活用例から早期介入のメリット、自治体での活用状況などをご紹介いただきました。TV会議システムにより地域支援センターへの配信も行われ、「Gazefinder」活用について教職員が理解を深めました。
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大阪大学大学院・大阪大学、金沢大学、浜松医科大学連合小児発達学研究科・こころの発達神経科学講座分子生物遺伝学研究領域 片山研究室