東北メディカル・メガバンク機構の布施昇男教授らは国立成育医療研究センターの松原洋一所長、日本赤十字社医療センターの濱中輝彦医師との共同研究論文を発表しました。
本研究は次世代シークエンサーでMYOC遺伝子異常を検出した家系の、緑内障手術標本所見を組織学的に検討したものです。MYOC遺伝子が原因の緑内障は(房水の流出する)線維柱帯細胞の異常が主体であることを初めて示し、今後の緑内障個別化医療への基礎となる結果を得ました。
本成果はこの5月に国際的な眼科学の学術誌であるInvestigative Ophthalmology & Visual Science(IOVS)誌に掲載されました。
著者:Teruhiko Hamanaka, Masae Kimura, Tetsuro Sakurai, Nobuo Ishida, Jun Yasuda, Masao Nagasaki, Naoki Nariai, Atsushi Endo, Kei Homma, Fumiki Katsuoka, Yoichi Matsubara, Masayuki Yamamoto, Nobuo Fuse
Published: May 2017
DOI:10.1167/iovs.16-20646