2017年4月21日、東北大学東北メディカル・メガバンク機構と岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構は、東京の大手町サンケイプラザにてシンポジウムを開きました。このシンポジウム「データシェアリングがひらく未来の医療と東北復興」では、開始から五年を経た東北メディカル・メガバンク計画の進捗をご報告し、これからの展望をお伝えしました。
シンポジウムは里見進東北大学総長の開会挨拶ではじまり、続いて水落敏栄 文部科学副大臣からご挨拶をいただきました。また橘慶一郎 復興副大臣のメッセージを野口健 復興庁参事官に代読いただきました。
水落敏栄文部科学副大臣のご挨拶
橘慶一郎復興副大臣のメッセージを読み上げる野口健参事官
菱山豊 日本医療研究開発機構理事が基調講演を行い、データシェアリングの必要性とゲノム情報統合データベースの整備の重要性を語りました。さらに横田博 日本製薬工業協会研究開発委員会副委員長が前向きコホートを推進する当計画への期待と連携について講演しました。
東北大学東北メディカル・メガバンク機構からは山本雅之 機構長と呉繁夫 副機構長、木下賢吾 副機構長が、岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構からは佐々木真理 機構長が、これまでの事業の進捗をご報告し、ゲノム解析やDNAメチル化解析、オミックス解析などの現況、さらに個別化医療・個別化予防の実現へ向けたバイオバンクの試料・情報分譲やデータシェアの展望など今後の取り組みについてご紹介しました。
シンポジウムは約200名の方にお越しいただき、盛況に閉幕しました。
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東京シンポジウム開催のお知らせ 東北メディカル・メガバンク計画 シンポジウム データシェアリングがひらく未来の医療と東北復興(4/21)