11月7日（火）に日本製薬工業協会研究開発委員会の皆さま22名がToMMoを来訪しました。
前半は、山本機構長によるToMMoの概要説明を行い、その後、スーパーコンピュータ、クライオ電子顕微鏡、MRI施設、バイオバンク、クリニカルバイオバンク、地域支援仙台センター、仙台子どもけんこうスクエア、コホート事業部展示室、シークエンス解析設備を視察いただきました。
後半は、荻島教授より「東北大学病院クリニカルバイオバンクおよび臨床データの利活用」と題して、東北大学病院バイオバンク、東北大学高等研究機構未来型医療創成センターについてご説明しました。
続いて、災害科学国際研究所/東北大学病院(メディカルITセンター)の 藤井准教授から東北大学病院の「医療情報利活用推進委員会」によって進められている、仮名加工医療情報、匿名加工医療情報などの利活用について説明がありました。また、東北大学病院メディカルITセンターの中村准教授も議論に参加し外部資金なども利用して進む医療情報利活用の現状について共有されました。
その後、岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構（IMM）の清水副機構長よりIMMの概要を、共同研究・産学連携推進担当の野口特任教授、齋藤特任教授よりToMMoでの産学連携の取組について紹介しました。
製薬協の皆さまからは、ToMMoで進められるデータ共有の仕組み全般と共に、今年度より開始した統合データベースdbTMM利用支援事業者登録制度についてや、IMMによるDNAメチル化解析などについて多数のご質問やコメントをいただきました。また、日本のバイオバンク全体の利活用の将来像にも議論が及びました。バイオバンク試料・情報を利活用される産業界との方々との交流や意見交換の機会を引き続き作って参ります。