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10月3日(火)、INGEM & ToMMoセミナーシリーズ第28回を開催しました

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2023年10月3日(火)、未来型医療創成センター/ 東北メディカル・メガバンク機構の主催、および創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム(BINDS)の共催で、INGEM & ToMMoセミナーシリーズ第28回を開催しました。本セミナーは、10月4〜6日の3日間にわたる講習会「2023年度 東北大学クライオ電子顕微鏡コース(INGEM)」に先駆けて、クライオ電子顕微鏡の最新動向をご紹介するセミナーとして催されました。

「クライオ電子顕微鏡法によるタンパク質構造解析の最前線」をテーマに、クライオ電子顕微鏡を用いた最先端研究に携わる先生方を学外から講師としてお招きし、ご講演いただきました。また、INGEM 生体高分子構造解析グループの先生方より、設置しているクライオ電子顕微鏡を用いた研究成果について発表いただきました。

第一部では、東北大学生命科学研究科 横山 武司助教が『INGEMクライオ電子顕微鏡施設を駆使した、リボソーム複合体のクライオ電子顕微鏡構造解析』と題して、細胞内のタンパク質合成装置であるリボソームの構造解析に関する最新の研究成果を発表。続いて特別講演として、東京大学大学院理学系研究科 木瀬 孔明特任准教授からは『クライオ電子顕微鏡を用いたイオンチャネル複合体の作動機構解明と創薬への試み』と題し、クライオ電子顕微鏡を活用した構造解析から創薬研究の取り組みまでお話しいただきました。

第二部では、東北大学多元物質科学研究所 渡部 聡助教が『ヒト由来亜鉛トランスポーターZnT7による亜鉛輸送機構の構造基盤』と題し、亜鉛輸送機構を高分解能で構造決定した研究成果を発表。最後に特別講演として、東京大学定量生命科学研究所 滝沢 由政准教授から『クライオ電子顕微鏡解析から見えてきた多様なクロマチン構造』と題し、生体内で最も複雑な生体超分子構造体の一つであるクロマチンの構造解析についてお話しいただきました。

ハイブリット形式で開催したセミナーにはToMMo、INGEMのみならず、他部局、他大学、製薬会社等企業からの参加者が約190名にのぼりました。会場でも約50名の教職員、学生にお集まりいただきました。また、いずれの講演でも、講演後に活発な質疑応答が交わされ、参加者の関心の高さが会場全体から感じられる活気にあふれたセミナーとなりました。

 

  

登壇者:(上左から)横山助教、木瀬特任准教授、(下左から)渡部助教、滝沢准教授

 

関連リンク

【ハイブリッド開催】INGEM & ToMMoセミナーシリーズ第28回を開催します(10/3)

創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム(BINDS)

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