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溝上雅史先生が講演しました

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20161116日、ToMMoは溝上雅史先生(国立国際医療研究センターゲノム医科学プロジェクト・プロジェクト長)を講師としてお迎えし、「本邦における肝疾患の現状および宿主要因の重要性」と題してB型肝炎ウイルス感染症における宿主要因の検討等について講演していただきました。
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型肝炎ウイルスは肝がんの原因の一つですが、ウイルス感染者の約90%は生涯を通じて無症状であるのに対して約10%の感染者のみが慢性肝炎となり、そのうちの一部が肝硬変や肝がんに進展します。そこで宿主の遺伝子型と肝がんとの関係等に注目して研究されていることを話されました。20億人以上が感染し、がんになった場合の一人当たりの治療費が億単位と言われるB型肝炎ウイルス感染症で、遺伝子型等による発がん予測ができるようになったとすれば、発がんしやすい遺伝子型の方に医療資源を集中することで、医療費抑制の面で大きな効果が期待されます。そんな背景の中、溝上先生たちの研究グループは、日本全国の各種肝臓専門病院から臨床情報付の約3,500検体のゲノムや血清を収集し、宿主因子をゲノム解析されていること等を説明されました。

同日溝上先生は、地域支援仙台センター、バイオバンク室、シークエンス解析室、スパコン室を見学し、将来の共同研究の可能性を視野に入れて、ToMMoメンバーと語り合いました。

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溝上雅史先生をお迎えしてセミナーを開催します(11月16日)


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