循環器疾患発症の予防対策の一つとして、高血圧予防が重要であると言われています。血圧は減塩に加え、野菜や果物等に含まれているカリウム摂取を増やすことで大きな降圧効果があると言われており、近年減塩とカリウム摂取を組み合わせて評価できる指標であるナトリウム/カリウム(Na/K)比が注目されています。この総説では、Na/K比と循環器疾患および高血圧との関係について、国内外での報告を交えながら著者らの知見と今後の展開についても併せて概説しています。
書誌情報
タイトル:ナトリウム/カリウム(Na/K)比に関する知見と今後の展開
著者:小暮真奈、寳澤篤
形式:総説
掲載誌:日本循環器病予防学会誌(第58巻, 第1号, P22~30)
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