発表のポイント
・ 東北大学東北メディカル・メガバンク機構、第一三共株式会社、武田薬品工業株式会社と株式会社MICINは、ウェアラブルデバイスを実装した共同研究を開始しました。
・ ウェアラブルデバイスを2,000人の方に装着いただき、睡眠状態・心拍・活動量などの生活習慣に関するデータを長期間にわたって取得することを計画しています。
・ 取得したデータは、東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査で既に取得しているデータと合わせて関連解析を行います。
・ この研究が、ウェアラブルデバイスに基づく個別化ヘルスケア時代に向けたモデルケースとなり、国内外における同様のプラットフォームの更なる構築や利活用を牽引することが期待されます。
概要
国立大学法人東北大学東北メディカル・メガバンク機構(本部:宮城県仙台市、機構長:山本雅之)、第一三共株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:眞鍋淳)、武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長 CEO:クリストフ・ウェバー)と株式会社MICIN(マイシン、本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:原聖吾)は、2022年3月30日に共同研究を開始し、ウェアラブルデバイスの実装に向けた研究参加者募集を今秋に開始します。本研究では睡眠状態・心拍・活動量など自己申告では正確に把握しづらい日々の生活習慣情報を客観的、定量的かつ長期に取得し、東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査で既に取得している詳細調査データ、臨床データ、MRI画像データやゲノム情報などと合わせて関連解析を行います。客観的な評価としての睡眠状態や身体活動に関する情報と、コホート調査データを組み合わせた研究を進展させることで、生活習慣や環境要因を軸とした医学研究が飛躍的に向上し、精密医療や個別化ヘルスケアの実現を目指した創薬など革新的医学研究への応用の加速が期待されます。
関連リンク
東北大学東北メディカル・メガバンク機構、日本製薬工業協会と株式会社MICINが、ウェアラブルデバイスの実装によるデータ取得を目指した共同研究を開始【2020/12/23 プレスリリース】
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