2022年1月25日(火)、災害交通医療情報学寄附研究部門 第3期最終報告会を開催致しました。新型コロナウイルス感染症の蔓延を鑑みて、発表者及び一部の参加者は東北メディカル・メガバンク棟大会議室にて、それ以外の参加者にはYouTubeにてオンライン配信を行ない、およそ200名の方々に視聴いただき盛会となりました。
本部門は、JRや道路などの交通網と地域住民の健康との関わりの解明を研究の主目的に2013年に設立され、前回の昨年度10月に開催された第3期中間報告会に引き続き、研究成果報告としての講演が行なわれました。
初めに、中谷 友樹教授(環境科学研究科 都市環境・環境地理学講座)が「Walkableな都市環境と健康」と題し、次に寳澤 篤教授(個別化予防・疫学分野)が「自宅から近隣施設への距離と各種検査データの関連 GISを用いた検討」と題し、最後に、栗山 進一教授(分子疫学分野)が「三世代コホート調査を基盤とした災害交通医療情報学の成果のまとめ」と題して講演が行われました。また、兵庫県姫路市の清元秀泰市長(東北大学東北メディカル・メガバンク機構 客員教授)に「地方創生~にぎわいと健康のまちづくり~」と題してオンラインによる特別講演をいただきました。
講演後には、東日本旅客鉄道株式会社 人財戦略部 健康経営ユニット 担当部長 宇佐美 伸子様よりご講評をいただきました。これまでの8年2か月の長期間に渡る研究成果を評価いただくとともに、本部門で得られた成果が、今後生活するだけで健康になる街づくりや鉄道に乗らなくとも地域住民が駅に集う取り組みに繋がっていくのでは、とのお言葉をいただきました。
最後に、山本機構長の閉会挨拶で報告会は幕を閉じました。
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