今回は、兵庫県姫路市より清元 秀泰 市長をお迎えし、『コロナ禍で明らかとなった地方行政の課題』をテーマに講演いただきました。
清元先生は2010年に東北大学に着任し、東日本大震災直後には医師として石巻赤十字病院で医療支援に当たられました。2012年から2018年までは東北メディカル・メガバンク機構の教授を務め、地域支援気仙沼センター長などを歴任し活躍されました。現在は東北大学の客員教授も務められています。
講演では清元先生が医学の道を志されたきっかけ、また医師として離島等、様々な場所や環境で医療に関わった経験が、東日本大震災時に生かされたと述べられました。
そして首長としての立場から、姫路市の新型コロナウイルス感染症の感染状況について東日本大震災から学んだ危機対応を生かし、感染症対策としてどのような医療体制を構築してきたかお話がありました。
最後に姫路市の経済状況や経済指標を元に、これまでに取り組まれてきた主な経済対策、またコロナ禍やその先を見据え令和3年5月に『SDGs未来都市』として選定された姫路市の今後のビジョンについてもお話があり、多くの方に姫路市にお越し頂きたいと締めくくられました。
ハイブリッド形式で開催したセミナーには、ToMMo、INGEMの教職員を中心に約70名の参加があり、質疑応答では活発な意見が交わされました。セミナー開催後はToMMo山本機構長をはじめとする教職員と意見交換会に参加されました。
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