発表のポイント
・ わが国の主要なバイオバンクが保有する試料・情報を一括で検索できるバイオバンク横断検索システムをバージョンアップし、新たな検索項目として、疾患特異的臨床情報を追加し第3版を公開しました。
・ 各バイオバンクが保管する試料・情報の対象を拡大し、総計約47万人からの約103万検体、約23万件の情報が一度に検索可能な世界最大のシステムになりました。
概要
日本で主要なバイオバンクを運用する7機関は共同で、全国のバイオバンクが保有する試料・情報を一括で検索できるバイオバンク横断検索システムをバージョンアップし、バイオバンク横断検索システム第3版を公開しました。
産業界やアカデミアの要望を受けて、がんの疾患特異的臨床情報の項目を新たに追加しています。また本項目の追加に併せて、参画する各バイオバンクの登録情報を更新し、総計約47万人からの約103万検体、約23万件の情報が一度に検索可能な世界最大のシステムになりました。
今後は、更にコーディネート機能とマッチング支援の実現を進め、バイオバンク横断検索システムを利用して、ゲノム医療研究開発や創薬開発に必要となる多様な試料・情報がより効率的に利活用されることを目指します。